川崎に自慢の品ずらり 特産「多摩川梨」とブドウの品評会 「甘くておいしく十分な品質」

出品されたブドウを評価する審査員=川崎市高津区

 川崎市の特産「多摩川梨」とブドウの前期の品評会が10日、JAセレサ川崎高津支店(同市高津区)で開かれた。市内の農家が育て上げた自慢のナシとブドウがずらりと並んだ。栽培技術の向上などを図るため実施され、即売会も行われた。

 市とJAセレサ川崎が主催し、「幸水」といったナシ60点と「シャインマスカット」などのブドウ9点が出品された。審査員はナシの表面を拡大鏡で眺めたり、その場でブドウの1粒を絞って糖度を調べたりしながら、大きさや形、色、糖度などを評価していった。

 審査長の県農業技術センター横浜川崎地区事務所の笹田昌稔主査は、「今年のナシは7月は降雨が少なく水不足で全体的に小さめだが、その分甘さがある。甘くておいしく十分な品質」と話していた。

 後期の部は25日にJAセレサ川崎菅支店(同市多摩区)で行われる予定。

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