死体遺棄容疑で逮捕 64歳の男送検

去年(2022年)1月に日光市のゴルフ場の跡地で切断された男性の遺体が見つかった事件で、8日に死体遺棄などの疑いで逮捕された64歳の男の身柄が10日の朝、宇都宮地方検察庁に送られました

死体遺棄と死体損壊の疑いで宇都宮地方検察庁に送られたのは、東京都足立区の代表社員中山正弘容疑者64歳です。中山容疑者は日光市の空き家やゴルフ場の跡地に切断された男性の遺体を放置するなどした疑いが持たれています。県警は今後の公判に影響があるとして、中山容疑者の認否を明らかにしていません。

事件は去年1月19日、住民の通報を受けた警察官がゴルフ場の跡地でスーツケースの中から胴体を発見し、近くにあったスポーツバッグなどからはへそからひざ上の部分や頭部などが見つかりました。また、今年2月ごろには、日光市の空き家からひざから爪先までの部分が見つかり、現場からは複数人の指紋が検出されていました。
  
宇都宮地検は9日、先月に逮捕されていた住所不定の無職、石川泰治容疑者75歳と宇都宮市御幸本町の無職大塚泰史容疑者43歳を起訴しています。一方で、宇都宮市の無職の55歳の男性は不起訴処分としました。地検は理由を明らかにしていません。

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