ポケモン世界大会が開幕 ポケモン社COOに聞く、なぜ横浜で開催? 

ポケモンWCSの開会式=横浜市西区のパシフィコ横浜

 人気ゲーム「ポケットモンスター」の世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス(WCS)2023」が11日、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開幕した。04年から米国を中心に行われ、日本を含むアジアでの開催は初めて。

 開催に当たり、ポケモン社(東京都)の代表取締役COO・宇都宮崇人氏と、米国のポケモンインターナショナルのディレクターのクリス・ブラウン氏が取材に応じた。

 主な一問一答は次の通り。

-今回、日本での開催に対し、率直な思いは?

 宇都宮氏
 WCSは、今回で18回目。私は10年の米国・ハワイの大会に初めて行った時、すごく衝撃を受けた。ポケモンのイベントに、世界中から人が集まるんだと。審判員も多国籍で、こんなイベントがあるんだと。いつかこのイベントを日本で開催することができて、日本の人に来てもらったら、みんなびっくりするだろうなとずっと思っていた。本当に、大変なことを乗り越えてチームが実現してくれたことがうれしい。

 クリス氏
 日本で開催することは常に検討していた。米国やヨーロッパから、日本にこれだけの人が来てくれるのは、私としてもすごく驚いており、非常にうれしい。

-なぜ横浜市で開催?

 宇都宮氏
 WCSは、これだけの人がいろんな国から集まってくるので、どこでもできるわけではない。ホテルや施設のキャパシティー、交通アクセスなどを考えた時に、横浜は日本の中で非常に良い場所というのが一つ。それだけではなくて、横浜市とは過去に「ピカチュウ大量発生チュウ!」のような大型イベントを何度も開催し、いろんな協定も締結している。そういった付き合いが長いこともあって、ここであればイベントを成功に導けるのではないかと思い、横浜市を選んだ。

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