安全に登山を楽しんでもらおうと、「山の日」の11日、神奈川県伊勢原市の大山で、伊勢原署や市消防本部などが登山者らに注意を呼びかけた。
大山は日帰り登山に最適な山と知られる一方で、山岳遭難事故も多く、署によると、昨年は県内ワーストとなる47件が発生し、54人が救助された。事故原因の多くが「転倒」「疲労」「道迷い」だったという。
この日は登山口のある大山阿夫利神社下社境内に臨時の登山届提出窓口を設置。署員や市消防隊員、市山岳救援隊ら約40人が参加し、一日山岳救助隊員に任命された同神社の巫女(みこ)2人とともにチラシや冊子などを配り、安全な登山を呼びかけた。