NHK総合では9月23日から、阿部寛と常盤貴子が共演したドラマ「遙かなる山の呼び声」（土曜午後10：00）を放送。BSプレミアムで2018年に放送された初編と、22年の続編に未公開シーンを新たに加えたディレクターズカットとして、4週にわたって届ける。
日本映画史に残る名作として国内外から高い評価を受けた山田洋次監督の「遙かなる山の呼び声」（1980年）をリメークした本作。映画から43年、山田監督が北海道中標津の舞台はそのままに、時代を現在に置き換えて脚本を書き上げた。演出は映画「釣りバカ日誌」シリーズで人気を博した朝原雄三監督が担当。キャスト陣には、阿部、常盤のほか、筧利夫、藤井隆、真飛聖、中原丈雄、高畑淳子らが集結し、オール北海道ロケで、笑って泣ける王道のヒューマンラブストーリーが繰り広げられる。
物語は、雄大な大自然に囲まれる北海道東部にある中標津の地で、亡き夫が残した零細ながらも良質な牛乳を生産する酪農家･風見民子（常盤）のもとに、ある嵐の晩、怪しい男・森山耕作（阿部寛）が転がり込むところから始まる。
耕作は、民子に思いを寄せる地元建設会社の社長・虻田澄夫（筧）や民子の義父・吉雄（中原）、そして夫の叔母・鈴江（高畑）たちから怪しまれながらも、人手の足りない民子の農場を手際よく手伝い、父親を亡くして寂しい日々を送っていた民子の幼い息子・武志（佐藤優太郎）からもなつかれ、民子から厚く信頼されるようになっていく。しかし、訪れ始めた幸せな日々は、耕作がひた隠しにしてきた秘密が明らかになった時、音を立てて崩れていく――。
