プレーオフで惜敗 2勝目を逃した神谷そら

優勝した菅沼菜々(左)を祝福した(撮影/高藪望)

◇国内女子◇NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 最終日(13日)◇軽井沢72G 北コース(長野)◇6702yd(パー72)◇晴れ(観衆3051人)

3打差逆転優勝を狙った最終日。ルーキーの神谷そらは前半で3バーディを奪い、首位の菅沼菜々に1打差まで詰め寄った。後半は一進一退の攻防が続き、菅沼と1打差で迎えた最終18番。ティショットでフェアウェイを捉えると、PWの2打目をピン1mにつけてバーディを奪ってプレーオフに持ち込んだ。

プレーオフ1ホール目のファーストパットは大きくショートした(撮影/高藪望)

プレーオフの舞台は18番。レギュラーラウンドでは会心のプレーを見せたものの「元々あまり得意ではなかったのでイメージが悪かった。ここでプレーオフか…と思った」。ネガティブな感情を持ったままティイングエリアに向かったという。

ボギーで分けた1ホール目は1打目を左ラフに入れ、2ホール目は右ラフへ。パーオンできず、アプローチは「がっついちゃた」とカップを2mオーバー。パーパットは沈めたが、バーディを奪った菅沼に屈した。

2勝目は近づいている(撮影/高藪望)

「最初3打差あった中で、プレーオフまで行けるとは思ってなかった。でも楽しめました」と率直に振り返ったが、2日目「61」この日「66」と連日フィールドベストスコアをマークしただけに、初日の「73」が悔やまれる。「もう少しかみ合ってほしかった」と唇をかんだ。

それでも、4月「フジサンケイレディス」に続く2勝目は着実に近づいている。「調子は良くなってきている。自分らしいゴルフで上位に入って、また優勝できるように頑張りたい」と笑顔で締めくくった。(長野県軽井沢町/内山孝志朗)

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