小学生の子どもをもつお父さん、お母さん。自由研究のテーマ選びに頭を抱えていませんか?今回は、ハピキャンの過去記事から自由研究にマッチするものを厳選!宿題に書き込むべき「きっかけ」から「まとめ」までわかりやすくガイドしてみました。この記事を参考にしていただければ、自由研究のお悩み解決♪
【本記事の使い方】テーマ選びから悩む小学生の自由研究をサポート!
8月に入り、「子どもの自由研究のテーマが決まってない!どうしよう……」と焦っている人も多いことでしょう。
そこでハピキャンでは、本記事「アウトドア編」と次の「DIY番外編」の2本に渡って、自由研究のガイドを大公開♪
まずは、本記事の使い方について説明します!
各テーマごとに「きっかけ」「予想」「実験のやり方」「わかったこと」の順番に、例を出しながら具体的に解説していきます。
例えば、「ダンゴムシの生活を観察する」がテーマの場合……
きっかけ
というように具体的な例を提示しているので、「何から始めたらいい?」「どう考えたらいい?」と悩まずに済みますよ。
ただし、本記事の内容は一例です。お子さんの意見を引き出しながら、自由にアレンジしてお使いください♪
テーマ① 新聞紙で火起こしをしてみよう
まずは、キャンプの火起こしで自由研究です。着火剤もバーナーもいらない「西岡流火起こし」をやってみましょう!
きっかけ
きっかけは「火起こしの大変さ」をポイントに考えるのが良さそうです!
予想
子どもによって意見が分かれそうですね!
どうして燃えるのか、燃えないのか、質問しながら意見を引き出してあげましょう。
実験のやり方
それでは実験をしていきます!
準備するもの
- 新聞紙・・・見開き1枚を3枚
- マッチ(使い捨てライターやチャッカマン等、火が付くものなら何でもOK)
- 炭
実験の方法
新聞紙を縦に4枚に切って、それぞれをねじって10cmくらいの棒状にします。
10本の新聞紙の薪ができました。
バーベキューコンロや焚き火台に、新聞紙の薪を井桁(いげた)状に積んでいきます。
成功させるコツ:真ん中にしっかり空洞を作ること
積み上げた井桁を炭で囲って、火を付けた新聞紙を井桁の真ん中に差し込みます。
新聞紙が燃え尽きるまで待ちます。
成功させるコツ:うちわで仰いだり、風を送ったりしない
井桁が燃え尽きたら炭を広げます。
炭が真っ赤に燃えているので、火起こし成功です!
わかったこと
成功したポイントや次にやってみたいことなどをまとめましょう!
もっと発展させてみたいときは?
- 井桁の空洞を閉じたらどうなる?
- 新聞紙を広告のチラシに変えてもよく燃える?
- オリジナルの井桁の組み方を考えてみよう
▼「西岡流火起こし」について詳しく知りたい人は、ハピキャンの過去記事をチェック!
テーマ② おいしく炊飯するコツは?オリーブオイルと炭酸水で実験
続いては「炊飯」がテーマです!キャンプで食べるご飯のおいしさを追求してみるのはいかがでしょうか?
きっかけ
まずはご飯をおいしく炊くコツなどを調べてみましょう!
予想
どんな味になりそうか想像してみて、具体的に書いてみましょう。
実験のやり方
それでは、実際に炭酸水とオリーブオイルを使ってご飯を炊いてみましょう!
準備するもの
- 米
- 炭酸水
- オリーブオイル・・・1合あたり小さじ1
実験の方法
米を研いで水に30分ほど浸しておきます。
ザルで水を切ったら、1合あたり小さじ1のオリーブオイルを入れます。
通常入れる水の代わりに、よく冷えた炭酸水を入れます。氷を混ぜてもOK。
成功させるコツ:氷+炭酸水=水の量
火にかけて炊飯します。
「パチパチ」という音が聞こえて来たら火を止め、15分程度蒸らします。
成功させるコツ:炭酸が抜けないようにすぐに炊き始める
ふっくらツヤツヤのご飯が完成!
わかったこと
もっと発展させてみたいときは?
- いつもの炊き方とどう味が変わるのか、2つ同時に炊いて味比べしてみよう
- オリーブオイルの代わりにごま油を入れて、味比べしてみよう
- 微炭酸水と強炭酸水でご飯の味は変わるか、試してみよう
▼「オリーブオイルと炭酸水で炊飯」の方法を詳しく知りたい人は過去記事をチェック!
テーマ③ 牛乳パックでホットドッグを作ろう
続いては、牛乳パックを燃料としてホットドッグを作る「カートンドッグ」をご紹介します。
キャンプ飯作りのお手伝いが自由研究になれば、親も子どもも嬉しいですね!
きっかけ
まずはカートンドッグがどんなものなのか教えてあげて、子どもの「やってみたい!」気持ちを奮い立たせてあげるのもいいですね♪
予想
どんな風に燃えるかな?子どもと一緒に考えてみましょう!
実験のやり方
それでは、カートンドッグに挑戦です!
準備するもの
- 牛乳パック
- アルミホイル
- ホットドック用のパン
- ソーセージ
- チーズ
- お好みの野菜(キャベツなど)
実験の方法
ホットドッグに具材を挟み、アルミホイルで2重に巻きます。
牛乳パックにホットドッグを入れて、火を付けます。
成功させるコツ:アルミホイルは隙間なくしっかりと!
牛乳パックが燃え尽きて、火が消えるまで待ちます。
アルミホイルが熱いので、軍手などを使ってホットドッグを取り出しましょう。
ホカホカのホットドッグの完成です!
わかったこと
カートンドッグは燃料不要の調理法なので、災害時にも役立ちます。
災害時への備えについても考えるきっかけになりそうですね!
発展させたいときには?
- 濡れた牛乳パックを使うと燃え方は変わる?
- ピザやソーセージなど他の食材も焼いてみよう
▼「牛乳パックを使ったホットドッグ作り」について詳しく知りたい人は過去記事をチェック!
テーマ④ ハンギングドライネットでドライフルーツを作ろう
キャンプで食器を乾かすときに使うハンギングドライネットを使って、ドライフルーツ作りに挑戦してみましょう!
※2日以上かかるので、キャンプ中ではなく自宅で行うのがおすすめです。
きっかけ
フルーツやドライフルーツが好きな子は興味を持ちそうですね!
予想
具体的に「このフルーツはこうなる」と予想してみましょう!
実験のやり方
それでは、ハンギングドライネットを使ってドライフルーツを作っていきます!
準備するもの
- お好みのフルーツ(オレンジ、りんご、キウイなど)
- ハンギングドライネット
実験の方法
りんごは皮付きのまま薄切りします。
変色を防ぐため、酢水かレモン水にしばらく浸けてから水を切ります。
キウイは皮をむいて5mm程度にスライス。
ハンギングドライネットに薄切りしたフルーツを入れて、2日間天日干しします。
2日間ではセミドライ状態。しっかり乾燥させるには数日~数週間かかります。
わかったこと
果物によって結果が変わるので、具体的にまとめましょう!
発展させたいときには?
- 果物ごとの乾燥するまでにかかる日数を調査
- 電子レンジやオーブンを使った方法と、天日干しでは味が変わる?
- りんごのドライフルーツが一番おいしくなる厚みは?
▼こちらの記事で「ハンギングドライネットを使ったドライフルーツの作り方」を詳しく解説しています!
テーマ⑤ 納豆を手作りしてみよう!
最後にご紹介するのは、納豆作りです!保冷バッグを使えばキャンプで作ることも可能なので、納豆好きな人は挑戦してみてください♪
きっかけ
納豆ってどうやってできるんだろう?って思いますよね。
予想
子どもには発酵のイメージが湧きにくいかもしれません。
納豆作りのYouTubeなどを見せてあげて、イメージを膨らませるのもおすすめ!
実験のやり方
それでは、納豆を作ってみましょう!
準備するもの
- 乾燥大豆(市販の大豆水煮なら時短可能!)
- 納豆
もっと本格的にやってみたい人は、納豆の代わりに「納豆菌」を使ってみましょう!Amazonで購入できます。
実験の方法
今回は乾燥大豆を使う方法をご紹介しますが、大豆水煮を使えば大豆を煮る工程を省略できますよ。
水に浸けておいた乾燥大豆を、圧力鍋を使って柔らかくなるまで煮ます。
成功させるコツ:指で潰せるくらいの柔らかさが理想。
フィスラーの圧力釜では15分程度煮ました。
茹でた大豆が温かいうちに市販の納豆と混ぜます。
量の目安
乾燥大豆250g(茹でた後625g)に市販の納豆を1パック。
大豆水煮を使う場合は、電子レンジなどで温めて使いましょう。
40℃程で24時間保温します。
ハピキャンライターおすすめの保温方法
- お湯を入れたプラスチック水筒を入れた保冷バッグに大豆を入れる
- 納豆に呼吸させるために、納豆にはふきんなどでふんわり蓋をする
- 水筒のお湯を2~3回交換する
半日ほど冷蔵庫で休ませて完成!
わかったこと
一度手作りしてみると、もっとおいしく作りたくなりますね。
発展させたいときには?
- 発酵時間を長くしたらどうなる?
- 納豆の種類によって味は変わる?
▼「納豆の作り方」について詳しく知りたい人は過去記事をチェック!
もうテーマに困らない!アウトドアで楽しく自由研究しよう
今回はアウトドアでも楽しめる5つの自由研究のテーマをご紹介しました。テーマ選びや進め方に悩んでいる人は参考にしてみてくださいね。
次回は番外編として、DIY関連のテーマをご紹介します。工作が好きな人は要チェックです!