現地時間14日、プレミアリーグ第1節が行われ、マンチェスター・ユナイテッドとウルヴァーハンプトンが対戦した。
昨シーズンを3位で終え、2シーズンぶりにチャンピオンズリーグ出場権を獲得したマンチェスター・ユナイテッドは、新加入のアンドレ・オナナやメイソン・マウントらが先発に名を連ねた。
対するウルヴスはフレン・ロペテギ前監督が開幕直前で退任しその影響が懸念される中、9日に就任したばかりのガリー・オニール新監督の初陣を迎えることとなった。
試合は序盤からウルヴスが前線からの強度の高いプレスを披露する中、徐々にマンチェスター・ユナイテッドがボールを保持する展開へ。しかしお互いにゴール前までボールを運ぶシーンを演出する一方で、効果的なチャンスを作るまでには至らない。
膠着した状況の中でウルヴスは33分に迎えた貴重な決定機を逃してしまう。右サイドの組み立てから裏へ抜け出したマテウス・クーニャがペナルティエリア内から右足を振り抜くも、低弾道のシュートはわずかにポスト左に外れた。
その後もお互い得点には至らず、前半はスコアレスで折り返した。
後半開始直後の49分には、DF陣の入れ替えを行なったマンチェスター・ユナイテッドに対しウルヴスがカウンターから決定機を迎える。マテウス・ヌニェスの中央突破から右サイドにボールが展開されると、中央へ送られたクロスが流れファーサイドのクーニャの元へ。しかし至近距離から放ったシュートは不運にも左ポストを叩き、先制点とはならなかった。
なかなか均衡を破ることができないマンチェスター・ユナイテッドは68分にクリスティアン・エリクセンとジェイドン・サンチョを投入。攻撃陣を入れ替え打開を目指す。
すると迎えた76分、マンチェスター・ユナイテッドが遂に試合を動かす。ブルーノ・フェルナンデスの浮き玉のパスを受けたアーロン・ワン＝ビサカが丁寧なクロスを中央へ送ると、セットプレーの流れで残っていたラファエル・ヴァランが頭で合わせネットを揺らす。ボールを保持しながらも攻めあぐねていたマンチェスター・ユナイテッドが待望の先制点を奪った。
その後はウルヴスが主導権を握る展開が続き幾度となくゴールに迫ったものの、最後までゴールを破ることはできず。マンチェスター・ユナイテッドが新シーズンを白星でスタートさせた。次節、マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでトッテナムと、ウルヴスはホームでブライトンと対戦する。
◉試合結果
マンチェスター・ユナイテッド 1－0 ウルヴァーハンプトン
1－0 76分 ラファエル・ヴァラン（マンチェスター・ユナイテッド）
