78回目の「終戦の日」 千葉県主催の戦没者追悼式

78回目の「終戦の日」千葉県主催 忠霊塔で戦没者追悼式

 78回目となる「終戦の日」を迎えた8月15日、千葉市にある千葉県忠霊塔で、千葉県主催の戦没者の追悼式が行われました。

 追悼式には、熊谷知事や千葉市の神谷俊一市長、千葉県遺族会の関係者ら約50人が出席し、正午の時報に合わせて1分間の黙とうを捧げました。

 県主催の追悼式は、忠霊塔が完成した1954年から毎年行われていて、2023年は4年ぶりにコロナ禍前と同じ規模で実施されました。

 千葉県忠霊塔には、日清戦争以降の戦没者、5万7248人の名簿が納められていて、参列者らは献花台に花を手向け、戦没者への祈りを捧げるとともに、平和への誓いを新たにしていました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「何よりこのような惨禍を二度と起こさないため恒久平和の誓いを新たにした。千葉県にもさまざまな戦争関係の場所があるので、そうした遺構や場所・記憶を伝承していく、そういうことも我々としてはしっかりと呼びかけていきたい」

千葉県遺族会 川島義美 会長
「過去の戦争を振り捨てないで、ぜひ戦争体験を語り部対策としても若い人に伝承することが必要」

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