ユナイテッド、今季初戦は攻撃陣が沈黙…元監督ファギーの期待は新加入FW 「準備が整えば…」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン元監督が新加入のデンマーク代表FWラスムス・ホイルンド(20)に期待を寄せた。イギリス『ミラー』が伝えている。

27年もの間ユナイテッドを率い、勇退から早くも10年が経過したファーガソン元監督。御年82歳の生ける伝説は現在でも足繁くオールド・トラッフォードに通い、愛するクラブのいまを支える選手たちを温かい眼差しで見守っている。

14日に行われたウォルバーハンプトンとのプレミアリーグ開幕節もスタンド観戦。ユナイテッドは90分間で23本ものシュートを浴びるも、76分のラファエル・ヴァランの一発を守り抜いて1-0で勝利。今シーズン初戦で勝ち点「3」をゲットした。

ただ、マーカス・ラッシュフォード、アントニー、アレハンドロ・ガルナチョという3トップが相手の脅威となれず、辛くも勝利した格好に。ファーガソン元監督は苦戦を予見していたのか、スタジアム到着時にエリク・テン・ハグ監督の手腕を称えつつ、新9番ホイルンドに期待するコメントを残していた。

「テン・ハグは素晴らしい仕事をしている。チームを掌握できているし、良い選手も獲得できている。これはとても重要なことじゃよ。新たなセンターフォワード(ホイルンド)の準備が整えば、ユナイテッドは本当に良いチームとなることだろう」

「何故かって? ここ数年のユナイテッドに真のセンターフォワードが欠けていたからに他ならない。戦術には基礎があり、それは常にGKとセンターフォワードが重要となる。テン・ハグは新たなGK(アンドレ・オナナ)を獲得したが、今1番の関心事は身体能力の高いセンターフォワードの早急なフィットだろう」

ホイルンドは現在ケガを抱えており、ウォルバーハンプトン戦でのユナイテッドデビューはならず。生ける伝説からの期待にピッチで応えることはできるだろうか。

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