「素早く攻めよう」プロバスケ選手の山内さんと元プロの新城さん、母校バスケ部に指導 沖縄市・山内中

 【沖縄】FIBAバスケットボールワールドカップ(W杯)2023開催地支援協議会はこのほど、沖縄市立山内中学校でバスケットボールクリニックを実施した。子どもたちとアスリートの交流が目的で、同校出身のプロバスケットボール選手の山内盛久さんと元プロ選手の新城真司さんが講師として参加し、山内中男女バスケットボール部を指導した。

 8月25日に沖縄アリーナで始まるW杯について山内さんは「プロを身近に感じることができる場。日本だけでなく世界の選手の技術を学び、自分のバスケにつなげてほしい」、新城さんは「(山内中の生徒らは)当時の僕なんかより上手だ。大会を通して、さらなる上達のきっかけにしてほしい」と話した。

 ミニゲーム式の練習で山内さんは、ボールを奪取した際には「相手に守りの準備をさせないために素早く攻めよう」と指導した。生徒らはパスを素早く回しながら、最速で対戦相手側のコートまで攻め切ることを目指して汗を流した。

 男子キャプテンの生徒(14)は「状況に応じたパスの方法を学べた。試合でも生かしたい」と話した。女子キャプテンの生徒(13)は「プロの視点を教えてもらえた。練習から意識して取り組みたい」と意欲を見せた。

 (名嘉一心)

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