花巻東の躍進、陰からサポート 花巻の整骨院・小菅智美さん

佐々木麟太郎の体のケアをする小菅智美さん(奥)。「けががないように最善のサポートをする」と意気込む=兵庫県宝塚市内

 花巻東の躍進を陰から支える「援軍」がいる。花巻市の東北スポーツ整骨院長の小菅智美さん(48)だ。6日からチームに帯同し選手のコンディションを調整。「日本一」を目指す選手をサポートしている。

 小菅さんは、佐々木洋監督と黒沢尻北高で同級生。2003年から花巻東硬式野球部のケアに携わる。監督とは家族ぐるみの付き合い。長男麟太郎(3年)を幼少期から見ていたこともあり、今回の甲子園期間は整骨院を臨時休業し選手の治療に専念することを決めた。

 花巻市から電気治療の機器を持ち込み、万全の態勢でバックアップ。選手が宿泊するホテルなどで体の可動域の確認やストレッチ、電気治療などを行う。選手の状況に合わせて施術するため、毎日2、3時間以上を費やす。「監督とは高校時代から日本一になる夢を語り合った仲。なんとかチームが勝てるように最善のサポートをする」と気合を入れる。

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