アーセナルのティンバーは靭帯損傷で手術が確定。長期離脱は避けられず

写真:プレシーズンマッチでの活躍に、ファンからの期待度は高まっていたが……

アーセナルは8月16日、プレミアリーグ開幕節ノッティンガム・フォレスト戦で右ヒザを負傷していたオランダ代表DFユリアン・ティンバーのケガの状態について、クラブ公式サイトで最新の情報を発表した。

ティンバーは左サイドバックとしてこの試合に出場していたが、前半終了間際に右ヒザを負傷。治療の後、一度はピッチに戻ったものの、後半開始早々にプレー続行不可能となり、日本代表DF冨安健洋と交代していた。

クラブによると、ティンバーは「専門家による詳細な検査を行った結果、右ヒザの前十字靭帯を損傷したことが確認された」と発表。

さらに「数日中に手術を受ける予定で、一定期間、戦列を離れることになる。我々のメディカルチームのサポート体制と専門知識は今後、ユリアンの回復プログラムに集中的に取り組み、ケガの完治と可能な限り早期の復帰に向けて全力を尽くす」とした。

アーセナル側は全治までの期間を明確にはしなかったが、前十字靭帯損傷は一般的には半年以上かかるケースが多く、長期離脱は避けられない状態となった。

プレミアリーグ開幕戦ではケガ人が相次いだ。前年度王者マンチェスター・シティでは、ベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネがバーンリ―戦先発しながら23分で負傷交代。右脚ハムストリングを痛め、ジョゼップ・グアルディオラ監督は「数カ月間、離脱することになる」と明らかにした。

また、アストンヴィラはニューカッスル戦でイングランド代表DFタイロン・ミンゲスが相手との競り合いの中でヒザを負傷。クラブは詳細こそ明らかにしていないが、「手術と長期的なリハビリが必要」としており、こちらも長期離脱が避けられない状況になっている。

なお、アストンヴィラでは開幕直前にアルゼンチン代表MFエミリアーノ・ブエンディアがヒザの靭帯の重大な損傷を負い、長期離脱が確定している。

開幕早々、複数のクラブに長期離脱者が発生してしまった2023-24シーズンのプレミアリーグ。これ以上の重傷者が出ないことを願うばかりだ。

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