「大きな打撃」アルテタ監督がティンバーを語る、大きな期待も開幕戦でシーズン絶望の重傷「今シーズンはプレーできない可能性」

[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、1試合でシーズンが終わってしまった新加入のオランダ代表DFユリエン・ティンバーについて語った。クラブ公式サイトが伝えた。

アヤックスから今夏アーセナルに加入したティンバー。4000万ポンド(約74億4000万円)と見られる移籍金で獲得し、大きな期待が寄せられていた。

センターバックだけでなく、両サイドバックでもプレーが可能なティンバーは、プレシーズンマッチではどちらでもプレー。すると、コミュニティ・シールドのマンチェスター・シティ戦と、プレミアリーグ開幕戦のノッティンガム・フォレスト戦で左サイドバックとして先発出場を果たした。

フォレスト戦でもビルドアップや守備など素晴らしいプレーを見せていたティンバーだったが、前半のうちに足を痛めると、後半も接触がない中で右ヒザを負傷。プレー続行不可能となり、そのまま冨安健洋と交代していた。

検査の結果、右ヒザ前十字じん帯損傷と診断されたティンバーは手術を受けることに。想像しうる最悪の結果となってしまい、今シーズン中のプレーは難しい可能性が出てきてしまった。

アルテタ監督は、クリスタル・パレス戦に向けた記者会見でティンバーについて言及。大きな期待を寄せていたことを明かし、チームにとっての大打撃だと語った。

「特にクラブに加入したばかりの選手にとって、ケガは大きな痛手であり、とても残念だ。明らかに、チームにとっては大きな打撃だ」

「なぜならば、我々は明確な意図を持って彼を獲得し、彼がチームにもたらしていたものは明らかだった。彼は今シーズンの我々のチームには参加しないことになるだろう」

「我々は適応しなければならない。残念なことに、こうしたことは起こる。そして、前に進まなければいけない」

また、ティンバーの反応については悪くないとコメント。みんなが助けていくものの、復帰までの道は長いと改めて語った。

「正直に言って、彼はとても良い選手だ。特別なキャラクターを持っていることは彼も知っているし、ケガの程度と離脱期間を理解していると思うが、良い状態だと思う」

「我々は皆、喜んで彼を助けるだろうし、彼とは非常に親しい関係にあるが、長い旅になるだろう」

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