カージナルスがヌートバーの故障者リスト入りを発表 下腹部の打撲

日本時間8月18日、メッツ戦に2対4で敗れたカージナルスは、試合後に有望株メイソン・ウィンのメジャー昇格とラーズ・ヌートバーの故障者リスト入りを発表した。ヌートバーは前日の試合で自打球を股間付近に当てて途中交代。今日の試合はスタメンから外れ、欠場していた。4月、6月に続いて今季3度目の故障者リスト入りとなり、シーズントータルでの規定打席到達が怪しくなってきた。一方、ウィンは球界屈指の強肩を誇る遊撃手。背番号は「0」に決定した。

現在25歳のヌートバーはメジャー3年目の今季、ここまで90試合に出場して打率.283、12本塁打、39打点、8盗塁、OPS.835をマーク。特に後半戦に入ってからは30試合で打率.330、7本塁打、OPS1.027と素晴らしい成績を残しており、ここにきての離脱はチームにとってもヌートバー自身にとっても大きな痛手となる。ヌートバーは現在388打席で、自身初の規定打席到達のためにはあと114打席が必要。カージナルスはレギュラーシーズン残り40試合だが、ヌートバーの離脱期間が長期化した場合、規定打席到達は難しくなる。

現在21歳のウィンは2020年ドラフト2巡目(全体54位)で入団した強肩好守の遊撃手。昨年のフューチャーズ・ゲームでは100.5マイル(約161.7キロ)のスローイングを見せ、大きな話題となった。プロ入り4年目(2020年はマイナーのシーズン中止のため実質3年目)の今季はマイナーAAA級で105試合に出場して打率.288、18本塁打、61打点、17盗塁、OPS.833をマーク。カージナルスはトレード・デッドラインで遊撃のレギュラー格だったポール・デヨングをブルージェイズに放出したあと、ウィンを即昇格させなかったが、これは来季の新人王資格を残すためだと言われている。ウィンはおそらく正遊撃手として起用されることになるが、新人王資格を喪失しない範囲での起用となりそうだ。

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