柏市が「制服バンク」“困窮子育て世帯の救いに”

柏市が「制服バンク」“困窮子育て世帯の救いに”

 千葉県の柏市教育委員会は、中学の卒業生から不要になった制服を譲ってもらい、小学6年生の児童がいて就学援助の対象となる家庭に無償で提供する「制服バンク」を立ち上げました。

 柏市教育委員会が立ち上げた「制服バンク」は、制服を譲りたい卒業生が、学校名や制服のサイズ、それに汚れなどの情報を教育委員会の申請フォームに入力し、事業に協力するクリーニング店に持ち込みます。

 一方、就学援助の対象で制服を必要とする世帯は、申請フォームで申し込み、マッチングが成立すれば、制服をクリーニング店で受け取れます。

 教育委員会は、柏市立の全ての中学21校を対象に2023年6月から制服を募集していて、8月18日までに約90件の申し出があったということです。

 担当者は「SDGsの理念を踏まえた仲介で、困窮する子育て世帯の救いになれば」と話しています。

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