ミラン、メニャン&クルニッチの契約延長へ… 給与額倍増で流出回避を目指す

[写真:Getty Images]

ミランはフランス代表GKマイク・メニャン(28)とボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFラデ・クルニッチ(29)の契約延長を目指しているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

今夏の移籍市場では選手の獲得と放出のどちらも積極的に進めているミラン。一方、既存戦力に対しては6月初旬にポルトガル代表FWラファエル・レオンと2028年6月までの新契約を結び、今度は守護神メニャンの契約延長に動くとみられていた。

それ以降、メニャンの契約延長に関する音沙汰がない状況だったが、レアル・マドリーのベルギー代表GKティボー・クルトワの戦線離脱がミランにも影響を及ぼした模様。マドリーはチェルシーからスペイン代表GKケパ・アリサバラガをレンタルすることでクルトワ離脱の穴を埋めることにしたが、メニャンがヨーロッパで最も注目されているGKの1人ということを踏まえ、契約延長に本腰を入れることにしたようだ。

メニャンとの現行契約が2026年6月までとなっている中、ミランは2028年6月までの新契約を結ぼうとしているとのこと。給与も大幅に改善する予定で、280万ユーロ(約4億4000万円)の年俸を2倍にするつもりだという。実現すればメニャンはチーム内で最も高給な選手の1人となるようだ。

また、フェネルバフチェがクルニッチの獲得に動いていることを受け、ミランはクルニッチとの契約も延長しようとしている模様。イタリア代表MFサンドロ・トナーリが移籍し、アルジェリア代表MFイスマエル・ベナセルが長期離脱中の今、クルニッチの中盤における重要度は増しており、ミランはその責任に見合ったオファーを準備しているとのこと。現在の年俸は150万ユーロ(約2億4000万円)だが、メニャンと同様に給与を倍にすることで、2025年6月に切れる契約を延長したいと考えているようだ。

2シーズンぶりのセリエA制覇を目指すとなれば、ミランは主力の流出をトナーリくらいにとどめておきたいところ。特にクルニッチはフェネルバフチェと個人合意に達しているとも報じられているが、契約延長まで漕ぎ着けることができるのだろうか。

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