千葉県山武市が所有する土地に大量の土砂が搬入され、住民からの苦情が相次いでいる問題で、問題の実態把握や再発防止策の検討をするため、市の第三者委員会が設置されることになりました。
この問題は2022年、山武市小松の市有地に約5万5000立方メートルに上る大量の土砂が運び込まれ、砂ぼこりが舞うなど周辺の住環境の悪化を招いているもので、市は、住民向けの説明会を開いたほか、飛散防止の対策を講じてきました。
市は、この問題を検証する第三者委員会を設置するための条例案と、その運営費などを盛り込んだ補正予算案を、8月18日の臨時市議会に提出しました。
松下浩明市長は、「市民の信頼を取り戻せるよう、丁寧な説明をしながら対応していく」と理解を求め、いずれも全会一致で可決されました。
市によりますと、第三者委員会の開催時期は未定ですが、委員は4人以内とし、弁護士や土木関係の専門家など、学識経験者で構成する方針です。