「8.18は永遠に特別な日」 ロカテッリが加入から2年の節目に忠誠 「今のユーベを愛するなんてクレイジーだが…」

[写真:Getty Images]

イタリア代表MFマヌエル・ロカテッリがユベントスへの忠誠を誓った。

【写真】ロカテッリが特別な「8.18」への想いを綴る

両親の影響により、元アマチュアサッカー選手である兄とともに幼少期から生粋のユベンティーノだったことが知られるロカテッリ。下部組織時代から過ごしたミランでは伸び悩むも、その後に放出されたサッスオーロで才能を開花させ、2021年8月18日、一家全員の夢であったユベントス移籍を実現させた。

ユベントスとの契約締結からちょうど2年が経過した18日、ロカテッリはインスタグラムを更新。契約書にサインした際の写真とともに「8月18日は子どもの頃からの夢を叶えた日。僕にとって、永遠に特別な日」と綴った。

暗黒時代に突入しているユベントス。2019-20シーズンのセリエA9連覇達成を最後にここ3年間は4位、4位、7位(勝ち点剥奪の影響)と年々成績が下降し、今シーズンは財政難に端を発した不正会計問題の影響で欧州カップ戦にすら出場できない。ロカテッリもまだ、ユベントスでトロフィーを掲げられていない。

それでも、ユベントスにセリエA9連覇という栄光が訪れたのは大きな苦難のあと。クラブの歴史上最大の汚点となったカルチョポリ(カルチョ・スキャンダル)でセリエB降格を余儀なくされ、1年でセリエA復帰も、2007-08シーズンからの4年間は3位、2位、7位、7位という成績だった。

たとえ長い歳月がかかろうとも、セリエBに落ちてもユベントス残留を選んだ自国のスーパースター、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏やジャンルイジ・ブッフォン氏のように、これからユベントスが復権していくには並外れたクラブ愛を持つロカテッリの存在が重要となることだろう。

ロカテッリの投稿に対しては「キミはユーベそのもの」「キミを嫌う者はユベンティーノではない」「今のユーベを愛するなんてクレイジーだ…だからこそキミを応援する」といったコメントがユベンティーノから寄せられている。

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