セルビア代表FWアレクサンダル・ミトロヴィッチがアル・ヒラルへの完全移籍加入へチーム間で合意に達した。すでにパリでのメディカルチェックをパスし、残すは正式発表のみとなった。イギリスメディア『The Athletic』が伝えている。
移籍金は約5000万ポンド(約92億円)で、2026年までの3年契約となる模様。ミトロヴィッチは8月19日に行われたフラムvsブレントフォードのメンバーから外れており、アル・ヒラルへの移籍が確実視されている。
ミトロヴィッチは2018年1月、ニューカッスルからのレンタル移籍で当時2部のチャンピオンシップを戦っていたフラムへ加入した。リーグ戦17試合に出場すると、12ゴール1アシストと圧倒的なスタッツを残し、チームのプレミアリーグ昇格に大きく貢献。同年5月にはフラムへの完全移籍が決まった。
2021-22シーズンには、再びチャンピオンシップを戦っていたフラムで43ゴールという驚異的な数字を残し得点王に。チームもプレミアリーグへの昇格を決めた。昨シーズンには、自身のプレミアリーグシーズン最多ゴールとなる14ゴールをマークした。
アル・ヒラルは今夏すでにFWマウコムやMFルベン・ネヴェス、セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ、DFカリドゥ・クリバリといった欧州でも実績のある選手を次々と獲得。また、8月15日にはパリ・サンジェルマンからFWネイマールの獲得も発表しており、注目を集めている。
サウジ・プロフェッショナルリーグの移籍市場は9月20日までとなっており、さらなる欧州リーグからの選手獲得も考えられる。果たして、あと何人の選手がサウジアラビアへと渡るのだろうか。