トルコのガラタサライは8月19日、チェルシーからモロッコ代表MFハキム・ツィエクを獲得したことをクラブ公式サイトなどで発表した。
ツィエクはクラブの公式メディアでインタビューに応え、ガラタサライ加入の喜びを次のように語った。
「トルコ最大のクラブでプレーできることをとても誇りに思う。興奮している。ガラタサライでプレーするのが待ちきれない。このクラブで成功を収めた偉大なサッカー選手のように、僕もクラブの歴史に足跡を残したいと思っている。始まったばかりの長いシーズンを楽しみたい。僕たちは成功を収めるために全力を尽くす。チームが成功を収められると確信しているよ」
また、チームはこの日、本拠地ラムズ・パークでトラブゾンスポルと対戦し、今夏の新戦力である元アルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの2ゴールで2-0と勝利を収めた。すると試合後、ツィエクはサポーター席でコールリーダーが陣取る櫓の上に登場。ユニフォームにサングラスを着用、首にはタオルマフラーといういで立ちでサポーターのチャントを先導し、ツィエクに気づいた選手たちが驚きの表情を浮かべる場面もあった。
その後、ツィエクはピッチに下り、改めて本拠地のサポーターに挨拶をした。
なお、ガラタサライは契約の詳細は明らかにしていないが、イギリス『デイリーメール』電子版によると、契約形態は買い取りオプション付きの1年レンタルとのこと。ガラタサライはチェルシー側に300万ポンド(約5億5550万円)のレンタル料を支払っており、来夏、完全移籍を望む場合はさらに240万ポンド(約4億4440万円)を支払うことになるという。
ツィエクは今年1月にパリ・サンジェルマンへの期限付き移籍がほぼ決定していたが、期限までに事務手続きが完了しなかったため破談に。6月にはサウジアラビアのアル・ナスルへの移籍の話が進んでいたが、メディカルチェックでヒザに問題が発覚し、こちらも交渉が白紙となっていた。