シティがマフレズ後釜を確保! ベルギー代表FWドク獲得へ個人間&クラブ間で合意

[写真:Getty Images]

マンチェスター・シティが、スタッド・レンヌのベルギー代表FWジェレミー・ドク(21)の獲得にこぎ着けたようだ。

アルジェリア代表FWリヤド・マフレズのアル・アハリ移籍によって、右ウイングプレーヤーの獲得が急務となったシティ。先日にはクリスタル・パレスのU-21フランス代表MFマイケル・オリーズへの関心も伝えられたが、チェルシー行き有力とされた同選手は最終的にパレスとの新契約にサイン。今夏の残留が決定した。

これにより、トップターゲットに浮上したドクに関してシティは、先日に2028年までの5年契約という条件で個人間合意に至ったことが報じられていた。

さらに、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、シティとレンヌは21日に総額6000万ユーロ(約95億5000万円)という条件で口頭合意に至ったという。移籍金の支払いに関しては分割払いが可能な上、各種インセンティブに関してもシティにとって有利な条件となった模様だ。

そして、ドクは今週後半に予定されるメディカルチェックを受診した後、シティとの契約にサインすることになるようだ。

アンデルレヒトの下部組織出身で、2018年に16歳でファーストチームデビューを飾ったドク。2020年10月にはレンヌへ完全移籍し、ここまで公式戦90試合以上に出場している。加入後2年間は新天地への適応や負傷に悩まされたが、昨シーズンは負傷が癒えた後半戦に本領を発揮し、公式戦35試合7ゴール4アシストと上々の結果を残した。

左ウイングやセカンドトップとしてもプレー可能だが、順足の右ウイングの印象が強く、爆発的なスピードと繊細なボールタッチを武器にスペースだけでなく密集地帯においても個人で局面を打開できる。これまでのキャリアを通じて、ゴールやアシストという数字面での貢献が大きな課題となっているが、昨シーズン終盤にゴールを奪う感覚を掴んでおり、さらなる覚醒が期待されるところだ。

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