栃木県内各地では"猛暑日" 熱中症疑いで10人が救急搬送

 栃木県内は21日佐野で36.7度を観測するなど厳しい暑さとなりました。この暑さの影響で県内では午後4時までに熱中症の疑いで10人が救急搬送されました。

 21日の県内は佐野で36.7度、小山で35.3度、宇都宮で35.0度を観測するなど県内14の観測地点のうち3カ所で35度を超え5日連続の猛暑日となりました。

 宇都宮は21日で年間の猛暑日が19日目となり、すでに2018年の16日を超え記録を更新中です。この暑さの中20日は鹿沼市の畑で87歳の男性が倒れ搬送先の病院で死亡が確認されています。

 一方、県消防防災課のまとめでは、21日は午後4時までに熱中症の疑いで救急搬送されたのは10人で、このうち2人が重症で、2人が中等症でした。

 宇都宮市の78歳の女性は正午ごろ農作業後の休憩中に意識を失っているのを同僚が発見し救急搬送されました。高根沢町の73歳の男性は19日から足に力が入らず動けなくなっていましたが一人暮らしのため発見されず21日、訪問した親族が発見し救急搬送されました。

 宇都宮地方気象台では当面の間、きびしい暑さが続くとしていて熱中症への注意を呼びかけています。

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