"LRTの車窓から" 走行中の車内を公開 報道向け試乗会

 8月26日に迫るLRT・ライトラインの開業まで5日となった21日、報道関係者向けの試乗会が行われ、走行時の車内の様子が公開されました。

 試乗会は、開業に向けた運転士のための習熟運転で使っている車両を利用して行われました。公道を走行するLRTの車内がメディアに公開されるのは今回が初めてです。LRTは開業後と同じ程度のスピードで進み、JR宇都宮駅東口から芳賀町までの全区間14.6キロメートルを2時間弱かけて往復しました。

 宇都宮市によりますと、レールの周りを樹脂で固定したことで揺れと騒音が軽減されているといいます。また車内のデザインは、大谷石をモチーフにした床や宇都宮市の伝統工「宮染め」をイメージした遮光カーテンなど、こだわりが詰まっています。

 さらに、停留場のホームと車両の間にできる段差や隙間が少なくなっているなど、あらゆる人の利用を想定したバリアフリーにも力を入れています。

 今後も試乗会は開業日前日の25日まで行われ、約1200人が乗車する予定です。LRTは8月26日に開業し、一般客が乗車できるのは午後3時以降を予定しています。

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