「アンバサダー・プログラム」が始動 イチローらOB12選手が参加

日本時間8月23日、MLB機構のロブ・マンフレッド・コミッショナーは「コミッショナー・アンバサダー・プログラム」の開始を発表した。このプログラムは、ライアン・ハワードとジミー・ロリンズの2人をリーダーとして12人のOB選手がMLBのプログラムに参加し、MLBのイベントを代表するだけでなく、リーグの国際的な成長、野球とソフトボールの発展などをサポートしていく。MLB機構が発表した12人のOB選手のなかには、メジャー通算3089安打を記録したイチローさんの名前も含まれている。

「コミッショナー・アンバサダー・プログラム」に参加することが発表された12人のOB選手は、ハワード、ロリンズ、イチロー、デリン・ベタンセス、マイケル・ボーン、デクスター・ファウラー、ジェレミー・ガスリー、ラトロイ・ホーキンス、ジェッド・ラウリー、フレッド・マグリフ(殿堂入り)、ニック・スウィッシャー、シェーン・ビクトリーノという顔ぶれ。プレスリリースのなかでは「12人で合計175シーズンのメジャー経験があり、ワールドシリーズ制覇8度、MVP3度、新人王2度、オールスター・ゲーム選出28度、シルバースラッガー賞8度、ゴールドグラブ賞20度」と紹介されている。

「コミッショナー・アンバサダー・プログラム」のメンバーは、オールスター・ゲーム、ポストシーズン、ワールドシリーズ、アメリカ国外で行われる「MLBワールド・ツアー」、MLBドラフトといった特別なイベントに参加する。また、アメリカ各地で行われている少年少女への野球・ソフトボールの育成活動などにも参加するようだ。

近年のMLBは、コミッショナー事務局に多くのOB選手が所属するようになり、コミッショナーのシニアアドバイザーを務めるケン・グリフィーJr.をはじめ、カル・リプケンJr.、アルバート・プホルス、CC・サバシア、ジョー・トーレ、ラウル・イバニェス、アダム・ジョーンズといったOB選手たちが何らかの肩書きを得ている。なお、イバニェス、サバシア、プホルス、ジョーンズは「コミッショナー・アンバサダー・プログラム」でも重要な役割を担う予定となっている。

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