放鳥したコウノトリ2羽のうち1羽死ぬ/野田市

放鳥したコウノトリ2羽のうち1羽死ぬ/野田市

 千葉県野田市は8月23日、これまで育ててきた国の特別天然記念物のコウノトリ2羽を野生にかえすために、飼育施設から放ちましたが、このうち1羽が死んだと発表しました。市では、死因などを詳しく調べています。

 野田市によりますと、23日放鳥されたのは、2023年5月に生まれたいずれもメスの「ココ」と「マメ」です。

 午前9時ごろ、ケージの天井のネットが外されると、ココは40分後に、マメは約2時間後にそれぞれ、大空へ飛び立ちました。

 ただ、ココについては飛び立ってから約40分後に、飼育施設から300メートルほどの場所にある、高圧鉄塔付近で落下し、放鳥に立ち会った獣医らが賢明に治療をしましたが、正午過ぎに死んだということです。

 市は今後、死んだココの解剖を行って死因を特定したうえで、コウノトリの野生復帰に向け、引き続き取り組みを進めていくとしています。

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