アルファリンク流山全棟完成/日本GLP 8棟総延床93万㎡

 日本GLP(帖佐義之社長)はこのほど、千葉県流山市に「アルファリンク流山4」が満床で竣工し、「アルファリンク」ブランド第2弾となる全8棟総延床面積93万1200平方㍍で完成した。総投資額は1800億円以上となる。
 施設内で事業を展開する企業は60 社以上、全棟稼働時の館内総従業員数は6000人以上を予定する。「4」と「8」にターミナル機能を有し、入居企業はターミナルの利用で荷物の出荷・集荷の効率化が可能。物流施設として活用のほか、工場用途や研修施設、冷凍冷蔵倉庫、オフィスとしても利用されいる。
 施設内の雇用をサポートする人材派遣会社も入居し、多様な企業のビジネスを施設全体でサポート。入居企業同士の交流の場を定期的に設け、ビジネス上での課題やニーズを共有し、企業同士のビジネスマッチングを促す共創の場を提供している。
 帖佐社長は「企業が抱える物流オペレーションの課題を解決して事業成長をサポートし、地域との共生を目指して新たな地域コミュニティを創り出すことに取り組んでいく」とコメントした。
●西濃運輸など入居、竣工した「流山4」
 竣工した「4」は地上4階建て延床面積10万4421平方㍍の先進的マルチテナント型物流施設。1・2階には西濃運輸が入居し、ターミナルと保管庫として利用。入居カスタマーの出荷・集荷の効率向上とともに環境負荷の軽減に貢献する。
 ほかジャパネットホールディングス、全日本食品を含む8社の入居が竣工前に決定している。
 冷凍冷蔵対応、給排水換気対応、自動化対応など、食品やECをはじめとする多種多様な業種のニーズに柔軟に対応可能なスペックをあらかじめ導入した。

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