社会実装の成果や事例紹介、セイノーHDなど 第2回新スマート物流シンポで、自治体関係者など参加

セイノーホールディングス(田口義隆社長)、エアロネクスト(田路圭輔代表取締役)、NEXT DELIVERY(同)は、「物流2024年問題に挑む~加速する新スマート物流の取組みと今後の可能性~」をテーマに7日開催の「第2回新スマート物流シンポジウム」(全国新スマート物流推進協議会主催)に登壇、社会実装の成果や「SkyHub」の事例を紹介した。シンポジウムには300人以上の全国自治体関係者や物流業界をはじめ各業界の事業者がリアルとオンラインで参加。
 特別講演として河野太郎デジタル大臣が「デジタルの力で実現する地方発の豊かな社会づくり」について、テーマ講演として国土交通省の鶴田浩久自動車局長が「物流2024年問題への対策とドローン物流への期待」について講演した。
 同協議会の取り組みや事例紹介として田路代表が登壇、新スマート物流の社会実装地域である北海道上士幌町、山梨県小菅村、茨城県境町、福井県敦賀市、千葉県勝浦市などの導入成果や共同配送、貨客混載の事例を紹介した。
 続いて、地域物流の効率化への新製品・サービスとして、KDDIスマートドローンの博野雅文社長と田路代表が「KDDIスマートドローンの運航管理システム」と「SkyHubTMS」の連携を説明した。
 セイノーHDの河合秀治執行役員をモデレーターに、鶴田局長、佐川急便東京本社の佐藤諒平事業開発部事業開発担当部長、サンワの山﨑康二専務取締役を迎えたパネルディスカッションも行った。これら内容は同協議会サイトでアーカイブ視聴できる。
 「SkyHub」は、エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開。ラストワンマイルの共同配送、陸送・空送のベストミックス、貨客混載など新スマート物流の取り組み。事例紹介した地域に加え、今年度は和歌山県日高川町、石川県小松市、京都府京丹後市等で社会実装に向け取り組みを推進している。

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