双日・国分 ベトナム事業を拡大 既存3倍の新倉庫建設

 総合商社の双日(藤本昌義社長)と食品卸大手の国分グループ本社(國分勘兵衛会長兼CEO)は18日、ベトナムの物流大手「NewLand(ニューランド/NL)」社と共同で3月に設立したNewLandVietnamJapanLongAn(ニューランドベトナムジャパンロンアン/NLVJLA)の新倉庫を建設、10日から稼働したと発表した。
 双日と国分は2016年に合弁会社「ニューランドベトナムジャパンジョイントストック(NLVJ)」を設立し、ベトナム南部で4温度帯物流倉庫の運営事業に取り組んできた。ベトナムは経済成長による購買力向上にともない、スーパーマーケットやコンビニエンスストアといった近代的な小売業態(モダントレード)が急速に発展し、安定的で高品質な低温物流ニーズが高まっている。
 NLVJLAの新倉庫はホーチミン中心地より南西約30㌔㍍(車で約60~70分)のロンアン省ドクホア地区に立地。延床面積は約3万6千平方㍍で、NLVJの倉庫の約3倍規模の4温度帯センター(保管容量は約3万9千パレット)。トラック70台の輸送機能を保有することで、食品保管から配送まで一貫した温度管理を可能とする近代的な低温物流サービスを提供する。

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