エンゼルス・大谷翔平が右肘靭帯損傷 2023年シーズンの登板は終了

日本時間8月24日、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは、レッズとのダブルヘッダー終了後にメディア対応を行い、「腕の疲労」により第1試合を早期交代した大谷翔平が右肘の内側側副靭帯を損傷していることを明らかにした。今後はセカンドオピニオンを仰ぐ予定となっており、手術の有無については現時点では未定だが、今季は投手としてプレーしないことが発表されている。大谷はメジャー1年目の2018年10月にトミー・ジョン手術を受けているが、患部の状態次第では2度目のトミー・ジョン手術となるかもしれない。

現時点でわかっていることは、検査の結果、右肘の内側側副靭帯を損傷していることが判明し、今季の「投手・大谷」としてのプレーが終了したということ。エンゼルスは移動日を1日挟んで日本時間8月26日から敵地ニューヨークでメッツとの3連戦を戦うが、ニューヨーク遠征に大谷が帯同するかどうかも未定だという。エンゼルス対メッツの3連戦では、初戦に千賀滉大(メッツ)が先発予定だが、大谷の状況次第では、千賀vs大谷の「日本人メジャーリーガー対決」は今回は実現しないかもしれない。

現在29歳の大谷はメジャー6年目の今季、投手として23試合に先発して132イニングを投げ、10勝5敗、防御率3.14、167奪三振を記録。打者としては126試合に出場し、打率.304、44本塁打、91打点、17盗塁、OPS1.069という素晴らしい成績を残している。なお、大谷は今季終了後にFAとなる予定だが、トミー・ジョン手術などの手術を受けることが決まった場合、FA市場での動向に多少の影響が出る可能性もある。

ミナシアンGMは大谷の靭帯損傷とともに、マイク・トラウトが再び故障者リスト入りすることも明らかにした。左有鉤骨の骨折から復帰し、日本時間8月23日のレッズ戦にスタメン出場したトラウトだが、今日のダブルヘッダーは2試合とも欠場。十分に回復していなかったとみられ、再び戦列を離れることになってしまった。

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