ゆんぼだんぷが「耳心地いい-1グランプリ」で優勝!「『ラヴィット!』レギュラーと海外進出が目標」

ゆんぼだんぷ(カシューナッツ、藤原大輔)が、TBS系の朝のバラエティー「ラヴィット!」(月~金午前8:00)から誕生した、お笑い賞レース「耳心地いい-1グランプリ」で優勝。賞金335万円を獲得し、その直後に行われた取材会で心境を伝えた。

「ラヴィット!」のオープニングトークで過去2回開催し、大反響を呼んだことから、今回ゴールデン帯の特番として放送された「耳心地いい-1グランプリ」。「とにかく耳心地のいいネタであること」を審査基準に、ネタ中は、MC、審査員、観客全員が“特製ヘッドホン”を装着し、とにかく耳心地のよさにこだわり抜いて行われる、全く新しい形の“日本でいちばん明るい賞レース”だ。

応募総数815の中から、ゆんぼだんぷのほか、ザ・マミィ、ラブレターズ、BPM128、ザニーフランク、三拍子、連合稽古、いちばんかわいい、第1回王者・シオマリアッチ、第2回王者・メンバーの10組がファイナリストとしてスタジオに登場。

審査員のおいでやす小田、野性爆弾・くっきー!、坂本冬美、指原莉乃、アンタッチャブル・柴田英嗣、Snow Man・宮舘涼太と佐久間大介、サンドウィッチマン・伊達みきお、錦鯉(長谷川雅紀、渡辺隆)、バカリズム、ヒャダイン、MCの麒麟・川島明、田村真子アナウンサーが見守る中、それぞれがネタを披露。3組目に登場したゆんぼだんぷは、「癒やしの音色」と題したネタを披露し、1000点満点中の978点を獲得し、優勝に輝いた。

出演者全員での写真撮影を終え、取材に応じた2人は感無量の表情。優勝の心境を問われ、「うーん、耳心地よし」とまずはカシューナッツがお笑い芸人らしく答えたのに続き、藤原は「ネタをやる前に、『もうこれでとれなかったら痩せてこのネタをしない』と言っちゃっていたので覚悟してました」と並々ならぬ決意があった合ったことを明かした。カシューナッツも「真面目な話になりますが…3年ぐらい前に松竹芸能をやめて、その直後からコロナ禍になって、(おなかとおなかをぶつけるなど、体を使って音を出すネタのため)濃厚接触コンビと言われてネタができない時期が続いたりしたんですが、やっとできるようになって、こういう大きなところで、1位がとれて安心しました」と本音をこぼした。

現在の芸風については、2人でサウナに入っていた時に、マネジャーからのうれしい知らせにハイタッチをしようとした際、手ではなく先におなかがぶつかり、その時に出た音をサウナにいた別のお客さんが笑ったことから、「これはいけるんじゃないか?」(藤原)と、ネタにすることにしたんだそう。それ以降、10年間やり続け、「これからどうするべきか考える時期はたくさんありましたが、もうちょっとできるかな」(カシューナッツ)と笑顔を見せた。

今回披露したネタは、100個以上ある持ちネタから、一番繊細なネタを選んだという2人。劇場にはない性能のいいマイクで音が拾ってもらえる今回だからこそのネタで、カシューナッツは「音響さんがマイクをだいぶググッと(マイクを)入れてくれて、3人でとったようなものですね」とスタッフへの感謝も述べた。

現在も海外のショー番組への挑戦を積極的に行っている2人だが、今回の賞金を利用して、さらに海外の番組にエントリーしていきたいと意欲満々。カシューナッツは「日本だと太いと言われますが、海外だとまだ小さい。なので賞金を使ってお互いに200kgを目指したい」、藤原は「夢があって、世界一体重が重い方って500kgぐらい体重がある。いずれ世界に行ってそういう方とコラボレーションしたいんです!」と力を込めた。

また、2人のネタに必要不可欠なでっぷりとしたおなか周りを維持するために、「体重が100kgを切るとゆんぼだんぷ退団」というルールがあることを明かし、藤原は「ご飯を食べる時には普通はサラダからとかいいますが、僕は真逆から揚げ物からいきます」、カシューナッツは「僕は昼寝ですね。力士の稽古を抜いた生活ですね」と笑うと、さらに藤原は「ご飯を食べた後にラーメンを食べていたら1年で40kg太りましたから。もともと80kgぐらいだったので。太る努力をしているんですが、頑張っていると認められなくて」と現在の体形は努力をして得たものだとアピールした。

そして、最後に、日本での目標を聞かれると、カシューナッツは「『ラヴィット!』さんのレギュラーですね。今僕らが出演しているのは深夜番組ばかりなので、朝の番組に出演して両親を喜ばせたいですね」、藤原は「これから何年もこの賞にしがんで(かみしめて)いきたいです」と語った。

© 株式会社東京ニュース通信社