2023年5月20日（土）に、STUily（スタイリィ）と、社会人サッカーチームの福山シティフットボールクラブ（以下、福山シティFC）のフィールドスタディ（職業体験）のキックオフミーティングが開催されました。
実際に職業体験がおこなわれたのは、2023年7月2日（日）。
福山通運ローズスタジアムにて開催された福山シティFCの公式戦の会場運営体験です。
中高生たちがどんな体験をしたのか、レポートします。
STUilyとは？
STUily（スタイリィ）は、家でも、学校でもない、高校生たちの「第3の居場所」を街の中に作ることを目的として活動しているプロジェクトです。
福山生徒会サミットや福山生徒会連合など、さまざまな活動をしています。
同じ趣味や興味を持つ人が集まって、さまざまな体験をおこなう「mi-na-to（ミナト）」というサークル活動もそのひとつ。
職業体験も「mi-na-to」の活動のひとつとしておこなわれています。
▼キックオフのようすはこちら。
サッカー公式戦で中高生が職業体験
2023年7月2日（日）、福山シティFCの公式戦にて、中高生の職業体験がおこなわれました。
福山シティFCは、福山市をホームタウンとして活動する社会人サッカーチームです。
2023年現在は、地域リーグである中国サッカーリーグに加盟しています。
サッカー公式戦の運営は、いったいどんなことをするのでしょうか。
時系列で追ってみましょう。
試合開始前
福山シティFCは、2023年シーズン開幕から前回の第8節まで無敗の1位です。
対するFCバレイン下関も勝点で並ぶ2位。
中国サッカーリーグ上位2チームの直接対決となった熱い一日が始まります。
試合は午後2時からですが、運営の仕事は朝から始まっています。
学生たちも午前中に集合し、さっそく職業体験に入りました。
まずは、入場口の設置やテントの準備からです。
入場時に配るフライヤーは、ひとり分ずつ袋に入れておきます。
クリアファイルのプレゼントもありますよ。
グッズブースには、開場前の午前中から多くのサポーターの皆さんが訪れて、タオルやカードなどのグッズを購入していきます。
グッズ販売はお金の計算も必要なので、計算機も使いながらていねいに対応しました。
当日の試合メンバー外の選手もグッズや飲み物の販売を手伝いに。
サポーターの皆さんと話したりサインをしたり、こういった活動も大切なんですね。
お昼の12時を過ぎて、いよいよ開門です。
暑いなか、すでに多くのサポーターが並んで待っています。
先ほどひとまとめにしたフライヤーやプレゼントのクリアファイルを、入口で一人ひとりに配るのも大切な仕事です。
スタジアムでは、試合開始前にスポンサー紹介のアナウンスも体験。
すでに観客が入ってきているなか、緊張しながらも堂々としたアナウンスができていましたよ。
試合開始後
チケットの半券をまとめたり、ハーフタイムにはグッズや飲み物の販売も続いたり。
試合が始まっても、やることはいろいろとありました。
前半と後半の間にあるハーフタイム中にも、アナウンスをおこないました。
ゲームは4-2で福山シティFCの勝利！
過去最多となる3,800名を超える観客の前で、素晴らしい戦いを見せてくれました。
試合終了後
試合が終わると、今度はゴミを集めたり掃除をしたり、まだまだ作業は続きます。
設置していたテントもみんなで片付けます。
慣れない作業に苦戦しながらも、最後までしっかりとやりとげた学生たちでした。
ようやくすべてが終わった頃にはすっかり夕方に。皆さん本当にお疲れ様でした！
隅田選手からお土産のサプライズに、みんな大喜びです。
最後にはピッチに入れていただき、芝生の上で記念撮影も。
先ほどまで熱い戦いが繰り広げられていた場所での記念撮影に、学生たちも大興奮でした。
中高生たちのやりたいことをサポートしていくSTUily
福山シティFCの選手たちと交流もしながら、さまざまな体験をした中高生たち。
- 「思っていたより緊張しないでアナウンスできました。でもたくさんの人でびっくり」
- 「グッズ販売でお金の計算を間違えないようにと緊張したけど、お客さんと話をするのは楽しかった」
- 「貴重な体験ができました」
参加した学生たちは、みんな一様にキラキラとした目で話してくれました。
今後もSTUilyは、学生たちがやってみたいことをサポートしていくとのこと。
職業体験で社会とかかわることは、多くの学びにつながります。
素晴らしい体験を通して成長をしていく中高生たちを、ぜひ今後も見守っていきましょう。
