銚子市 原発処理水放出受け まちの声は―

銚子市 処理水放出受け まちの声は―

 処理水の海洋放出を受け、日本屈指の水揚げ量を誇る千葉県銚子市で、街を行き交う人の声を聞きました。

Q処理水放出で受け止めは? 
「何とも言えない、魚は口に入るものだから心配」

「何も感じていない、魚はふつうに食べる」

「特に(処理水に)害はないと思い、魚は気にせず食べる」

「処理水の中身の害が完全に消えたわけではない、それを流すのは子どもでもダメだと分かる」

「あまり気にしない。放出についてはしっかりとした機関が基準を守って連絡を取ったうえでやり取りをしていると思う。そちらの方を信頼している」

 車で1時間かけて銚子市に釣りに来たという男性は。

「どちらにせよ処理しなくてはいけないものなので自分はそこまでは気にしていないです。(魚も)釣れたら食べようかなと思っていますけど。漁業者の風評被害が大変だと思うのであまり気にしていない」

 JR銚子駅の近くで、銚子産のカツオやブリを刺身で提供しているという居酒屋の店主は。

「安全なのは報道で見ていて問題ないとは思うが、風評被害の方は・・・心配」

 そして、銚子市の越川信一市長は、多くの漁業者が風評被害を懸念していることについて次のように述べました。

銚子市 越川信一 市長
「いまだに漁業者の中には反対の声、風評被害を懸念する声が数多くあるので、合意がなされていない中で放出が始まったのは、地元の漁業の町の市長としては大変残念。国や東京電力とのパイプ役などそういった役割をしっかり果たしていきたい」

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