村元哉中&高橋大輔が革新の新プログラムを披露!「フレンズオンアイス2023」公開リハーサル

国内外のトップスケーターが集結する、荒川静香プロデュースのアイスショー「フレンズオンアイス2023」が、神奈川・KOSÉ新横浜スケートセンターで、8月25~27日に開催。今回は、8月24日に行われた公開リハーサルと会見の模様をリポートします。

オープニングでは、黒い衣装に身を包んだ出演者たちが総出演。「Paint it Black , Queen of Kings」に乗せた重厚感あふれる群舞は、これまでの「フレンズオンアイス」のイメージとは異なる少しダークな雰囲気で、期待が高まります。

「フレンズオンアイス」初登場の島田高志郎選手は、昨シーズンから継続のショート「Sing, Sing, Sing」を。軽快なメロディーに乗せたキレのあるダンスで、観客を大いに盛り上げました。リハーサル後に行われた会見では「『フレンズオンアイス』に出演したことが本当にうれしくて。荒川さんをはじめとした偉大なスケーターの方々とリハーサルをして本当に幸せです」と笑顔に。「声出しがOKということで、まずは自分が踊り狂って(お客さんの)体が勝手に動いてしまうように、声援を送っていただけるように、盛り上げ役になれたらと思っています」と意気込みを語りました。

第1部のラストを飾ったのは、高橋大輔さん、ステファン・ランビエルさん、村元哉中さん、アンドリュー・ポジェさんによるコラボレーションナンバー「Poeta」。氷上のアーティストたちが紡ぐ、フィギュアスケートの真髄が味わえるプログラムは必見です。

プロに転向した村元&高橋組は、第2部でシェイリーン・ボーン振り付けの新プログラム「Birds, Makeba」をお披露目。ジャンプやソロスピンなどが組み込まれた振り付けは、シングルとアイスダンスの両カテゴリーを経験した“かなだい”ならではの挑戦的なプログラム。会見で高橋さんは「ダンサブルでスタイリッシュなものを滑りたいと思って、シェイリーンにやってもらいたいな、と。彼女も久しぶりにアイスダンスの振り付けをするということでかなり力を入れてくれて、振り付けを4時間くらいぶっ通しでやったり。前半はジャジーというかスタイリッシュで、後半はアフリカンな感じで。盛り上がるというか、勝手に体が動き出すプログラムです」とコメント。また、村元さんは「もう一つの見どころは、衣装です。衣装さんがアフリカで使われているデザインを10個くらい探してくださって、その中から自分たちに合う5パターンのデザインを使っています」とこだわりを明かしました。

ショーの大トリを飾ったのは、ショーのプロデュースも務める荒川さん。映画「竜とそばかすの姫」の楽曲である「Utayo(Gales of Song)」に乗せて、透明感あふれる演技を披露しました。荒川さんは「“心の声を届ける”がテーマです。緩急があるプログラムで、苦しい時、つらい時に周りの人たちが幸せに見えて余計につらくなる。でも、明日はやって来るから。強く進んでいこう、そんな葛藤が一つのプログラムに組み込まれています」と思いを伝えました。

そして、フィナーレの「This Is Me」「Levitating」では、全スケーターが再集結。オープニングと同じ黒い衣装で登場したスケーターが踊りながらネクタイやジャケットを脱ぎ捨て、シャツをはだけさせると、その下からカラフルなTシャツが“解放”や“自由”を感じさせる演出で、出演者たちと観客が一体となって盛り上がる「フレンズオンアイス」らしい締めくくりとなりました。

「フレンズオンアイス」は、8月27日までKOSÉ新横浜スケートセンターで開催。当日券も販売されていますので、詳細は公式サイトをご確認ください。また、8月27日の千秋楽公演は、CS放送の日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブで生中継。こちらも要チェックです!

【公演情報】

「フレンズオンアイス2023」
8月25日
【1回目】開場/午後1:00~ 開演/午後2:00~ 【2回目】開場/午後5:30~ 開演/午後6:30~
8月26・27日
【1回目】開場/午前11:30~ 開演/午後0:30~ 【2回目】開場/午後4:00~ 開演/午後5:00~

【番組情報】

「【生】荒川静香フレンズオンアイス2023」
日テレプラス ドラマ・アニメ・音楽ライブ
8月27日
午後5:00~(生放送)
※完全版は、10月29日午後7:00~放送。

【雑誌情報】

「KISS&CRY 氷上の美しき勇者たち Vol.49 真夏のアイスショー 特集号」(表紙・巻頭特集/宇野昌磨選手)
https://honto.jp/netstore/pd-book_3265
発売中

© 株式会社東京ニュース通信社