バルセロナ、ファティ&フェラン・トーレスを売却できればフランスの“至宝”獲得へ

写真:いまだ移籍の噂が絶えないファティとフェラン・トーレス ©Getty Images

ラ・リーガ開幕から2節を経過してなお、移籍の噂がつきまとっているバルセロナのスペイン代表FWアンス・ファティとスペイン代表FWフェラン・トーレス。スポーツダイレクター(SD)のデコ氏は彼らをプレミアリーグのクラブに売却したいと考えて動いているようで、売却に成功した際に獲得したい選手もリストアップしているという。スペインのウェブメディア『ELGOLdigtal.com』が報じている。

デコSDが獲得を望む選手は、リヨンに所属するU-23フランス代表FWブラッドリー・バルコラ。昨シーズン、リヨンのトップチームとBチームで公式戦通算35試合に出場し、7ゴール10アシストを記録した20歳の新鋭だ。ポジションは右ウイングだが、左サイドやセンターフォワードでもプレーできる柔軟性を備えている。

リヨン側はバルコラの評価額を3000万ユーロ(約47億4260万円)と見積もっている。20歳の有望株であることを考えると適正価格と言えるが、財政難から脱却しきれていないバルセロナにとっては工面するのが難しい額だ。

そのため、まずはファティとトーレスの売却を進めなければならないが、現在ファティに対してはアストンヴィラとトッテナムが関心を示しているという。彼の代理人を務めるジョルジュ・メンデス氏は評価額を5000万ユーロ(約79億430万円)と見積もっており、今後の交渉が必要となっている。また、トーレスに関しては移籍金を3000万ユーロ(約47億4260万円)に設定しており、こちらはニューカッスルが関心を示しているようだ。

仮にファティとトーレスの両方を売却できた場合は資金面に余裕が生まれ、バルコラの獲得に乗り出すことができるものの、シャビ監督は「退団するのは2人のうち1人だけではないか」と想定している模様。また、バルコラに対してはリヴァプールやチェルシーも関心を示しているとの報道があり、争奪戦になることは間違いないだろう。

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