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2023年8月25日に公開された動画では、選挙ドットコムが開催した「ネット選挙フォーラム2023」の一部を紹介します。
4名の現職国会議員に、炎上との向き合い方やSNSの攻略方法について語っていただきました。
自民党女性局のフランス研修はなぜ炎上した?ネット選挙・次の10年の課題とは?
【このトピックのポイント】
・政治家炎上のボーダーラインは期待にこたえているかどうか
・デマや誹謗中傷を政治家側が防ぐことは難しく法整備が必要
・次の10年はフィルターバブル・フェイクニュース・炎上・世代間ギャップなどがカギに
【スピーカー】
・山田 太郎氏(自由民主党・参議院議員)
・中谷 一馬氏(立憲民主党・衆議院議員・党デジタル政策PT座長)
・おときた 駿氏(日本維新の会・参議院議員)
・三浦 信祐氏(公明党・参議院議員)
【モデレーター】
・高橋 茂氏(ポリティカル・コーディネーター)
ネット時代のデマ・誹謗中傷への対応
期待されていることにこたえる発信を
先日、SNSに投稿された自民党女性局のフランス研修の様子が「旅行のようだ」と批判を集めました。山田氏はこの件について「政治家が期待されていることをやっているかどうかが問われる時代になった」とコメント。
観光旅行のような写真はまさにその期待を裏切るものであり、政治家がSNS等で発信する際にはその期待にこたえられるように内容を精査する必要があるとのことです。
山田氏「ネットはそういうものがダイレクトに伝わるので、そこを見誤っては行けないと思う」
表現の自由を尊重しつつ法整備も
炎上とは異なり、デマや誹謗中傷は政治家側の配慮では防げないと音喜多氏。表現の自由に言及しつつ、罰則の強化を含めた議論や法整備の必要性について「ネット選挙の次の世代が考えていくべきこと」とコメントしました。
自身が槍玉にあがることも多い音喜多氏はメンタルケアについて問われると「自分なりの解消方法を見つけていくしかない」とコメント。運動やスマホのゲームでストレスを発散しているとのことです。
ネット選挙・これからの10年に向けたSNS攻略法
SNS時代はフィルターバブルとの戦い
SNSの今後の懸念点について、山田氏はフィルターバブルに言及。意見の偏りが発生しやすい環境に対してどうアプローチしていくかがテーマとなりそうです。
また、SNSが多様化している点にも触れ「全部に対応していくのかどうかはすごく悩ましい」とコメント。どのSNSが生き残るのか、ユーザー層はどこなのか、そしてフィルターバブルとの関係を考えながら使用する必要があるとしました。
山田氏「ただ、どんなことがあっても公約に応じて忠実にメッセージを発信していく」
規制とイノベーションのバランスが重要
続々と登場する新しいSNSに対し「網羅できるだけ網羅して使う」と中谷氏。ソクラテスの「無知の知」に言及しつつ「とにかく新しいチャレンジをし続けることをしていかなければならない」とコメントしました。
また、ネットの発達によってフェイクニュースが拡散しやすくなっている現状にも言及。「規制とイノベーションのバランスをどうとっていくかということを考えていけたら」と超党派で議論する必要があるとの見方を示しました。
炎上を新たなコミュニケーションに
音喜多氏はSNSのトレンドがテキストから動画へ移り、さらに動画も短いものが好まれる傾向にある点に言及。そこに対応しつつ、短い動画から長い動画へ、さらにテキストにつなげることを「次のテーマとしてやりたい」と語りました。
また、炎上を新しいコミュニケーションの形にするという仮説を披露。議論が巻き起こるような炎上のなかで政治家が橋渡し役となって新しい結論が生まれる、という論を展開しつつ「これからも燃え続けていきたい」と締めくくりました。
インパクトと質を両立する発信を
三浦氏は世代間ギャップの解消にSNSを活用することを提案。SNSによってユーザー層に違いがあることを踏まえつつ「そのツールを使い続けることによって、世代を超えていけることがあるだろう」とコメントしました。
また、動画コンテンツについてはインパクトの追求を続けながら「政治が軽量化しないように質の向上をしっかり図っていきたい」とのこと。定番商品の安心感を例に挙げ「きちっとしたブランディングを整えていく」との方向性を示しました。
動画本編はこちら!
炎上やデマ・誹謗中傷は防げる?メンタルケアの方法は?
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