カロリーや糖質が同じなのに…「飲み物」が太りやすい理由は?

おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエットインストラクターの岩瀬結暉です。

カロリーや糖質が同じでも、飲み物のほうが太りやすい…なんてことは、あるのでしょうか?

答えは、Yes。飲み物になると太りやすいというのは本当です。

「スムージー」と「果物」の場合

例えばスムージーと、スムージーに使った同量の果物。同じカロリーと糖質量でも、液体にした方が太りやすくなるのはなぜでしょうか?

固形物の果物は、咀嚼して胃液などが分泌され、ゆっくり小腸へと移動。ゆっくり吸収されて、緩やかに血糖値が上がります。

スムージーのように液体になると、咀嚼や胃での消化に時間がかからず即吸収されるため、血糖値が急上昇しやすくなります。血糖値が急上昇すると、インスリンの分泌が増えるため、太りやすくなります。

血糖値が上がると太るのはなぜ?

ここで、血糖値についておさらいしましょう。

血糖値とは、血液中に流れるブドウ糖の濃度。炭水化物や糖質を摂取すると、それらがブドウ糖になって血液に流れるため、血中のブドウ糖の濃度が上がります(血糖値の上昇)

そのブドウ糖を回収して脂肪として蓄えるのが、インスリンというホルモン。

インスリンの分泌が少なければ、ブドウ糖の回収が少ないため脂肪になりにくいのです。インスリンは、血糖値が急上昇すると分泌される量が増え、血糖値が緩やかに上昇すると分泌される量は少なくなります。

カロリーや糖質量が同じであっても、固体の方が消化・吸収に時間がかかるため、血糖値が緩やかに上昇してインスリンの分泌が少なく、液体になると消化が早く血糖値が急上昇してインスリンの分泌が増えるため太りやすくなるということです。

原材料をチェックしよう

甘い飲み物(=血糖値が急上昇するもの)は、原材料に砂糖や果糖ブドウ糖液糖が入っているものです。

原材料に砂糖、果糖ブドウ糖液糖が入っているものは血糖値の上がりやすくなります。清涼飲料水のほとんどに、果糖ブドウ糖液糖が入っていると思います。

また、スポーツ飲料や調味料などにも含まれているものがあります。

ダイエットや健康を気にしているのなら、買い物の際に原材料をチェックする習慣をつけるようにしましょう。

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