ひたすら暑い 9月に入っても猛暑続く 台風11号の動きにも注意を

4日(月)にかけての天気と最高気温(ウェザーマップ)

 きょう(火)も、厳しい残暑が続いている。東北~九州にかけて35℃以上の猛暑日地点が続出し、38℃前後まで上がる所がある見込み。あす30日(水)以降もすぐに残暑がおさまる気配はなく、高温のまま9月を迎えることになりそうだ。引き続き、万全な熱中症対策が必要となる。

猛暑長引く

29日(火)の予想最高気温(ウェザーマップ)

 きょう(火)も午前中から気温が高く、三国(福井)では午前10時前に35℃を超えた。午後は35℃以上の猛暑日が100地点以上と、きのうよりさらに増える見込みで、関東の内陸や西日本の日本海側は38℃前後まで上がる所がありそうだ。全国的に今週の後半、9月に入っても真夏と変わらない暑さが続く見込み。

天気急変

29日(火)夕方の発雷確率と天気分布(ウェザーマップ)

 きょう(火)午後は、猛暑だけでなく天気の急変にも注意が必要だ。湿った空気と気温の上昇により、東北南部や北陸、西日本にかけて雷雲が発達しやすく、激しい雷雨になる所がある見込み。落雷や竜巻などの激しい突風、土砂災害や道路の冠水、低い土地の浸水、河川の増水に注意が必要だ。

30日(水)日中の天気分布(ウェザーマップ)

 なお、あす(水)は東海から西の太平洋側で、激しい雷雨の所がある見通し。南西諸島でも、あす(水)にかけて、台風9号、台風11号周辺の湿った空気が流れ込み、雨脚の強まる所がありそうだ。

台風11号 週末に沖縄接近か

29日(火)午前9時の台風9号•10号•11号進路予想図(ウェザーマップ)

 台風9号は今後、台湾の南から南シナ海へ進む予想だが、沖縄の先島諸島はあす30日(水)かけても高波に注意が必要となる。一方、きのう発生した台風11号は、今後も北西に進み、9月1日(金)ごろには暴風域を伴い沖縄に近づくおそれがある。沖縄は週の後半にかけて、台風11号の影響が色濃くなってくるため、今後も最新の台風情報に注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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