リーグ戦でいまだ出場なし…スミス・ロウにチェルシー移籍の可能性が浮上

写真:今季リーグ戦で出番のないスミス・ロウ ©Getty Images

アーセナルに所属するイングランド代表MFエミール・スミス・ロウに、チェルシー移籍の可能性が浮上しているという。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

チェルシーのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、移籍マーケットが閉まる前に多彩な役割をこなせるアタッカーをチームに加えたいと考えているようで、それに見合う人材としてスミス・ロウをリストアップしているという。

一方、スミス・ロウはアーセナルがキャラクターの重なるドイツ代表FWカイ・ハヴァーツを獲得したこともあって、今シーズンのプレミアリーグで出場機会を得られていない。また、第3節フラム戦ではハヴァーツに代わってファビオ・ヴィエイラがピッチに立ち、ブカヨ・サカのPKにつながるファウルを獲得するなど好パフォーマンスを披露。これにより、スミス・ロウの立場はさらに厳しいものとなった。

アーセナルは今シーズン、UEFAチャンピオンズリーグを戦うため、今後は過密日程を強いられることになる。そのため、ミケル・アルテタ監督は「現時点でまだプレーしていない選手が大勢いる」と認めつつも「現時点では週に1回の試合だが、週に2回になると、それに向けての準備は今とは全く異なるシナリオになる」と、スミス・ロウを含め今まで重用していない選手も戦力として活用する意向を示している。

とは言え、ハヴァーツとヴィエイラがいるという現状を考えると、スミス・ロウに対して適切なオファーが届いた場合は売却に応じる可能性も否定できないと『フットボール・ロンドン』は分析している。

なお、イギリス『デイリーメール』電子版によると、チェルシーはスミス・ロウ以外にも、バルセロナに所属するブラジル人MFラフィーニャ、スペイン代表FWフェラン・トーレスにも関心を示しているという。

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