パドレス マスグローブとダルビッシュは今季中に戦列復帰するのか

右肩の故障で戦列を離れているジョー・マスグローブ(パドレス)は今季中の戦列復帰を望んでいる。右肘の炎症で故障者リスト入りした同僚のダルビッシュ有も今季再び登板したいという気持ちを明言した。しかし、彼らが今季中に復帰するかどうかは、現時点ではチームメイト次第という状況になっている。パドレスは現在8つの借金を抱え、プレーオフ圏内と7ゲーム差。今後の数週間でプレーオフ争いからさらに後退した場合、両右腕を今季中に急いで復帰させる必要はない。

MLB公式サイトでパドレスを担当するAJ・カッサベル記者によると、マスグローブは現在キャッチボールを行える状態まで回復しているが、戦列復帰に向けた本格的な投球練習を開始するのは早くても9月8日(現地時間)の予定だという。また、ダルビッシュは肘の検査の結果を待っている状況であり、まだ故障の詳細がわかっていない。マスグローブは「プレーオフ進出の望みがどんどん消えていくのを見ながら何もできないのは非常にもどかしい」と話しているが、いくら両右腕が戦列復帰を望んだとしても、パドレスとしては、9月中旬にプレーオフ進出の可能性がほぼ消滅していた場合、急いで復帰させる必要はないのだ。

パドレスはマスグローブ、ダルビッシュの両方と長期契約を結んでおり、マスグローブは2027年まで、ダルビッシュは2028年まで契約が残っている。つまり、パドレスとしては、プレーオフ進出の可能性が低い状況で両右腕を早期復帰させるのはハイリスクローリターンと言える。来季以降も健康にプレーし、チームの勝利に貢献してもらうことが最優先かつ最重要であり、もし両右腕が今季中に復帰するとしても、来季に向けた試運転程度にとどめるだろう。

レギュラーシーズンは残り30試合となり、ワイルドカード争い3位のダイヤモンドバックスとは7ゲーム差。パドレスは両右腕を欠いた状態でこのゲーム差を縮め、両右腕の復帰に向けた舞台を整えることはできるだろうか。

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