深川麻衣が「彼女たちの犯罪」クランクアップで感涙。石井杏奈、前田敦子も安堵の表情

日本テレビ系連続ドラマ「彼女たちの犯罪」(木曜午後11:59=読売テレビ制作)の撮影がすべて終わり、キャスト陣がクランクアップを迎えた。

深川麻衣が主演を務め、前田敦子、石井杏奈が共演する「彼女たちの犯罪」は、「ルパンの娘」や「忍者に結婚は難しい」など、人気ドラマ原作を次々と手掛ける横関大氏の同名小説が原作となっている。大手アパレル企業で広報を担当している、愛を求める日村繭美(深川)。裕福な家に嫁いだ専業主婦で、自由を求める神野由香里(前田)。最近刑事課に配置されたばかりの新人刑事で、正義を求める熊沢理子(石井)。立場も異なり全く接点のなさそうな3人の女性は、葛藤を抱えながらも、それぞれの日常を暮らしていた。しかし、ある日、1人の女性の失踪事件をきっかけに、彼女たちの人生は、思いもよらない方向に進んでいくスリリングサスペンスとなっている。

猛暑の中、ついにすべてのシーンを撮り終えた深川と石井は、2人そろって撮影終了。最後の撮影となったのは、大学時代の2人が帰り道を歩くシーンで、スタッフから「オールアップです!」と声がかかると、大きな拍手が沸き起こった。

そして、「われらが繭美役、深川麻衣さんオールアップになります!」の声と共に拍手に包まれながら、深川は「ありがとうございます!本当に実感が湧かないです」とあふれる気持ちを押さえながらコメント。「今日は平和な感じで終われてうれしいのですが、ハプニングもいろいろあって…」と途中言葉を詰まらせ、感極まり涙する一面も。「無事に終われてホッとしているんですけど、限られた時間の中で皆さんが、シリアスなシーンもお芝居しやすいような空間づくりや、ケアをしてくださって本当に助けられました」と感謝の気持ちを伝え、「関係者や友達が『ドラマ見てるよ!』と声をかけてくれることが多くて、とってもうれしかったです。スタッフの皆さんゆっくり休んでください」とねぎらいの言葉を伝えた。

同じくクランクアップを迎えた石井は大きな拍手の中、感謝の気持ちを伝え、「こんなに暑い中、皆さんお疲れさまでした。大変なシーンがいっぱいあったんですけど、今日明るいシーンで終われてよかったです」とスタッフを気遣い、安堵の表情で大変だった撮影期間を振り返った。「このドラマを見てくれている友人も多くてうれしく思いますし、最終話、どういうふうにつながるのか楽しみにしています。本当にお世話になりました。ありがとうございました」と語った。

また、少し先に撮影を終えた前田は、ある場所に繭美を訪ねるというシーンでクランクアップ。スタッフから声がかかると、前田は「ありがとうございました!」と笑顔で応じる中、深川が笑顔で花束を贈呈。前田は「暑い夏でした。参加できてよかったと思えるそんなすてきな作品で、皆さんがすごく一生懸命に、毎日現場で作っている姿にすごく励まされました」とコメント。

さらに、「すごくシリアスな内容でしたけど、撮影裏では麻衣ちゃんはじめ、女性陣みんなでほんわか楽しい時間を過ごせました。すごくバランスのいいすてきな現場だったなと思います。皆さんあとちょっと、頑張ってください!」と周囲を気遣い、温かい雰囲気に包まれながら、すべての撮影を終了した。

9月7日放送・第8話。いつだってままならないのが人生。計画通りにはいかない――。あの日、“死ぬはず”だった玉名翠(さとうほなみ)は、理子の部屋で暮らしていた。捜査本部では、脇谷翔太(鈴木康介)が、静岡・伊東で発見された遺体と由香里のDNA型が一致しなかったことから、由香里の自殺に見せかけた別の人間による自殺、もしくは他殺と考えられると説明していた。同時期に姿を消している翠とも、DNA型は一致しなかったが、遺体の発見以降、翠名義のカードがたびたび使用されていることが判明。ホテルのスイートルームに滞在していたことも分かり…。

そんな中、血のついた、“あの女の私物”を捨てに行こうとしていた繭美のもとに、やってきた由香里。宿泊していたホテルに警察が来て、行く場所がないという。一緒に自首することを提案する由香里だったが、繭美が出した答えとは? 一方、由香里の“秘密”に気付いてしまった刑事・上原武治(野間口徹)は、彼女の母親を訪ねていた。由香里と思われていた遺体が別人のものだと分かったと告げると、上原は衝撃の事実を知ることになる。

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