「大中感結」思い込め全力 大島中 最後の体育祭 地域と一体で

地域交流種目の玉入れ。保護者や地域住民、小学生らも生徒と一緒に競技

大島区の大島中(宮崎次朗校長、生徒17人)は2日、体育祭を行った。創立50周年を祝うとともに、閉校前最後の体育祭。学校と地域が一体となって盛り上げた。

生徒会が掲げた大会スローガンは「大中感結」。大島中の歴史を完結させることに加え、盛〝大〟、夢〝中〟、〝感〟謝、団〝結〟の思いを込めた。

競技は生徒全員によるリレーや、生徒と地域住民らが協力して臨む玉入れなどを実施。チームごとの合計得点をあえて隠し、最後まで優勝が分からない緊迫した戦いとなった。

閉会式の前には生徒がダンスパフォーマンス。閉校は終わりではなく、新たなスタートだという思いを込め踊った。また、PTA主催でドローンによる記念撮影をした。

実行委員長を務めた高橋舞さん(3年)は「地域の方も含めた全員で盛り上がれるよう、生徒一人一人の意見を形にして準備してきた。楽しく最高の体育祭にできた。新しい場所でも大島らしい意志や自信を持って頑張っていきたい」と語った。

感謝の気持ちを掲げた校舎を背景に、ドローンで記念撮影

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