長崎「松浦2号トンネル」貫通式 西九州自動車道 平戸ICから順次供用へ

万歳三唱でトンネルの貫通を祝う関係者ら=松浦市、「松浦2号トンネル」(仮称)坑内

 長崎県の松浦市志佐町と北松佐々町を結ぶ西九州自動車道松浦佐々道路(19.1キロ)に建設中の「松浦2号トンネル」(仮称)の掘削工事が完了し、松浦市御厨町の同トンネル坑内で2日、貫通式があった。
 同トンネルは同市志佐町と御厨町にまたがり、長さ1298メートル。昨年3月に着工した。道路全体の供用時期は未定だが、松浦ICの7.5キロ先にある平戸ICから順次供用を目指していく。
 貫通式には施工業者や行政関係者、地域住民ら約80人が出席。貫通点で通り初めの儀や鏡開きなどをして開通を祝った。
 工事発注者の国土交通省九州地方整備局の森戸義貴局長は「1日でも早い全線開通に向けて、引き続き全力で取り組んでいく。今後も地域や関係者の皆さまのご支援、ご協力をお願いしたい」とあいさつを述べた。


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