任期満了に伴う知事選は3日投票が行われ、即日開票の結果、現職達増拓也（たっそたくや）氏（59）が新人千葉絢子（ちばじゅんこ）氏（45）＝ともに無所属＝を破り、岩手県政史上最多となる5選を果たした。野党勢力が推す達増氏と与党勢力が支える千葉氏による事実上の与野党対決の構図で、現県政の継続を訴えた達増氏が33万6502票を獲得。刷新を唱えた千葉氏に10万4387票差をつけた。投票率は56.63％で、過去最低だった2019年前回（53.46％）を3.17ポイント上回った。
達増氏の得票数は前回の40万2803票から6万6301票減った。得票率は59.18％で前回（72.15％）から12.97ポイント低下した。任期は27年9月10日まで。
県内野党は21年衆院選岩手3区、22年参院選岩手選挙区で自民候補に敗れたが、同じく与野党対決の構図となった知事選で勝利し、連敗を止めた格好だ。
