岩手県知事選の投票率56.63% 前回を3.17ポイント上回る

 

 3日投開票が行われた知事選は投票率56.63%(男56.50%、女56.75%)となり、過去最低となった前回2019年の知事選を3.17ポイント上回った。事実上の与野党対決の構図や両候補者の知名度の高さから注目が集まり、期日前投票率が過去最高となるなど、全体の投票率を押し上げた。

 市町村別では陸前高田市が最も高く76.44%(前回比0.5ポイント減)、次いで西和賀町71.89%(同0.86ポイント増)、山田町67.96%(同0.28ポイント増)など。最も低いのは滝沢市50.30%(同6.58ポイント増)で、九戸村51.88%(同4.44ポイント増)、軽米町52.08%(同9.91ポイント増)などと続いた。

 33市町村のうち28市町村で前回より投票率が上昇し、うち6市町は10ポイント以上伸張。伸び率が最も大きかったのは洋野町で19.57ポイント増となり、投票率は62.88%だった。そのほか釜石、一戸、二戸、八幡平、大槌の5市町で16.12~10.26ポイント伸びた。

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