SDGsに取り組んでいる千葉県内企業は25.6%で、このうちの7割近くが取り組みの効果を実感していることが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
一方で、資金面に余裕のない中小企業では、取り組みを見送る様子もうかがえます。
帝国データバンク千葉支店によりますと、調査は2023年6月、県内企業775社を対象に行われ、309社から回答を得ました。
それによりますと、SDGsに取り組んでいる企業は25.6%で、2022年の調査よりも2.8ポイント増加しました。
また、SDGsに取り組む企業の67%余りが「従業員のモチベーションの向上」や「企業イメージの向上」など、「効果を実感している」と回答しました。
一方、SDGsに取り組んでいないのは35.6%で、やはり2022年よりも増加しました。
こうした企業からは、「資金面に余裕がない」とか「業績回復が先決」といった声が聞かれたということです。
帝国データバンク千葉支店は、「資金面に余裕のない中小企業が取り組みを見送る様子がうかがえた」と指摘しています。