ユベントスの新主将ダニーロ、名門再建へチャレンジャー精神 「イタリアには僕たちより強いチームがある」

[写真:Getty Images]

ユベントスのブラジル代表DFダニーロがマッシミリアーノ・アッレグリ監督のコメントに同調した。『フットボール・イタリア』が伝えている。

ビアンコ・ネロのキャプテンという大役を今シーズンから担うダニーロ。28歳での加入から年齢を重ねるごとに重要度が増していくベテランDFは、3日に行われたセリエA第3節のエンポリ戦でCKから今季初ゴールを叩き出した。

チームもアウェイで2-0の快勝を収めたなか、現キャプテンはちょうど34年前、1989年9月3日に不慮の交通事故で早逝したユベントスのバンディエラであり、キャプテンも務めた名DFガエターノ・シレアさん(享年36歳)にゴールを捧げると語った。

「僕はこのゴールを偉大なるガエターノ・シレアに捧ぐ。今日の僕が着用していたユニフォームは、彼の息子であり、今は僕たちのチーフ分析官でもあるリッカルド(・シレア)に贈るよ。シレアはユーベの歴史において非常に重要な人物だし、彼と同じユニフォームに袖を通すことに大きな誇りを感じている」

一方で、今季のスクデット争いも展望。開幕3試合で2勝1分けと及第点のスタートを切れたユベントスだが、アッレグリ監督はエンポリ戦前日に「優勝候補の筆頭はいつの時代も前シーズンの覇者」と語り、試合後もイタリア『スカイ・スポーツ』のインタビューで「今のところインテル、ミラン、ナポリが有力かな」とコメントした。

ダニーロもこれに同調。昨季のアウェイでのエンポリ戦は1-4と大敗を喫していたなか、リベンジを達成し、名門再建およびスクデット奪還が目標となる以上、「自分たちはチャレンジャー」という意識で一戦一戦に臨んでいるようだ。

「あれ(1-4)は酷い敗北だった。今日の僕たちは優れたフットボールや戦術的な強固さを示しただけでなく、ハングリー精神とプライドを強く持つことで勝利を手にすることができた。はっきり言ってイタリアには僕たちより強いチームがある。僕たちが勝利への飢えと野心を失うことは許されないよ」

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