「お菓子の城」にアウトドア施設 日光、キャンプ風カフェやBBQも 10月上旬利用開始

ドーム型テント内でキャンプ気分を味わいながら食事ができる「キヌガワコーヒー キャンパーズロフト」=日光市内

 丸彦製菓グループの亀屋菓子本舗(日光市柄倉(からくら)、山田邦彦(やまだくにひこ)社長)は、運営する日光市柄倉の和洋菓子販売・喫茶「鬼怒川お菓子の城」の2階をアウトドア体験施設などに改修した。10月上旬に利用を開始する予定。

 観光地で、短時間でもキャンプの雰囲気を味わいたいという観光客のニーズを取り込む狙い。

 新施設の名称は「キヌガワ・ファン・ガーデン」。室内約230平方メートルとテラス約124平方メートルを活用し、ドーム型テント内で食事を楽しめる「キヌガワコーヒー キャンパーズロフト」を整備した。直径4メートルのドーム型テント(最大8人利用可能)を2基備え、豆をひいてコーヒーを入れたり、キャンプ用の食器で特別メニューやスイーツを食べたりできる。遊具やハンモックなども配備した。

 テラスで米国スタイルのバーベキューができる「サニーサイドテラス バーベキューハウス」(2区画、最大12人利用可能)、旅先で仕事をする「ワーケーション」や会議に使える部屋も備える。

 施設をプロデュースした丸彦製菓(日光市芹沼)の守谷和高(もりやかずたか)開発担当次長は「親子などでキャンプ気分を味わえ、思い出に残るような施設とした」と話す。

 利用はいずれも時間貸しで、原則事前予約。近日中に予約サイトを設ける。

 (問)キヌガワコーヒー0288.76.2255。

ドーム型テントではコーヒーを飲んだり、食事を取れるドーム型テント内=9日午後、日光市
自然を演出した2階通路=9日午後、日光市
ベランダに設けられたバーベーキュー施設=9日午後、日光市
最大8人が楽しるバーベキューのキャビン内=9日午後、日光市
2階をアウトドア関連施設に改修した「鬼怒川お菓子の城」=9日午後、日光市

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