千葉県内94か所  アンダーパス冠水による事故に注意を

本格的な台風シーズンに入り アンダーパス冠水による事故に注意を

 本格的な台風シーズンに入り千葉国道事務所ではアンダーパスの冠水による事故などに気を付けるよう注意を呼びかけています。

 幹線道路や鉄道などと立体的に交差する下側の道路、いわゆるアンダーパスでは、局所的な大雨により雨水が集中するとポンプなどの排水能力が追い付かず、一時的に冠水する危険があります。

 千葉国道事務所によりますと、短時間の豪雨で冠水する可能性があるアンダーパスは県内に94か所あり、事務所のホームページで公表するとともに、場所を確認するよう呼びかけています。

 乗用車などが冠水したアンダーパスに進入してしまうと、エンジンが停止したり、水圧でドアが開かなくなったりして、車内に閉じ込められたりする恐れがあります。

 また、マンホールや側溝の蓋が外れる可能性があるのに加え、外れた場合も水が邪魔をして確認できないことが多く、歩行者や自転車、それにバイクに乗る人も注意する必要があるとしています。

 千葉国道事務所 大野貴史 管理第二課長
「アンダーパスの周辺には注意喚起の標識や路面標示、冠水の状況を知らせる電光掲示板が設置されている。そういった情報をよく確認したり、実際に道路の状況をよく確認して、やはり少しでも危険だと感じたときには迂回したり、安全な場所に退避するのが良いかと思う」

© 千葉テレビ放送株式会社