37歳迎えても衰え知らずの超人フッキ、今季45試合で22得点&イエローカード17枚

[写真:Getty Images]

アトレチコ・ミネイロの元ブラジル代表FWフッキが今シーズン4度目の出場停止だ。ブラジル『グローボ』が伝えている。

かつてJリーグからセレソンの主力選手へと駆け上がったフッキ。母国開催のワールドカップ(W杯)でもプレーしたレフティモンスターは東京ヴェルディからポルトへ移籍後、ゼニト、上海上港(現:上海海港)を経て、2021年からアトレチコ・ミネイロのエースに君臨している。

7月で37歳と大ベテランの域に達したが、2023シーズンのカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル1部)で20試合に出場し、7ゴール5アシスト。FW陣の柱として公式戦全体では45試合の出場で22ゴール8アシストを叩き出している。

まさにフッキ健在!といったところだが、アトレチコ・ミネイロは代表ウィーク明けの14日に行われる大一番、首位・ボタフォゴとのリーグ戦第23節でエースを欠くことに。フッキは2日に行われた第22節のアトレチコ・パラナエンセ戦でイエローカードを提示され、累積警告による出場停止となる。

実は今季のフッキ、45試合で22ゴールをマークしている一方、実に17枚ものイエローカードを提示されており、公式戦全体で今回が今季4度目の出場停止処分だという。

フッキは母国に帰還して以降、イエローカードが増加傾向にあり、2021シーズンは公式戦68試合出場で8枚だったのが、2022シーズンは46試合で10枚、そして今年は45試合で17枚。激しいデュエルが繰り広げられるリーグにおいてDFやMFへの警告が多くなるのは必然的だが、フッキはアトレチコ・ミネイロのセンターフォワードだ。

何はともあれ、かつてJリーグでも異彩を放った超人が元気にプレーを続けていることが嬉しい限りだ。

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